357:名無しNIPPER[saga]
2017/02/07(火) 20:51:21.46 ID:+kV6KPaeo
ヒビキ「それはお前の意志じゃないだろ!?
なんでタカネは、ハルシュタインとかいうやつに従ってるんだよ!」
タカネ「……命乞い、ではなさそうですね。では時間稼ぎでしょうか。
“希煌石”とやらがあるこの星に、助けを期待しているのですか?」
希煌石を知っているのか、とヒビキは僅かながら驚く。
それが表情に出ていたのかは分からないが、
タカネはヒビキが言葉を発する前に続けた。
タカネ「貴女の問いに答える理由はありませんし、助けなど期待しても無意味ですよ。
いずれにせよ、希煌石もハルシュタインの手中に収めるべきもの。
仮にその持ち主が助けに来たとすれば、それはそれで――」
瞬間、突如として聞こえた空気を切り裂く音がタカネの言を遮った。
間髪入れず、金属同士がぶつかり合う轟音が大気を揺らし、
その音と風圧に思わずヒビキは頭を伏せるようにして身を縮める。
そして恐る恐る顔を上げたその先には、
鎖に繋がった巨大な鉄球を受け止めたユキドリルの姿があった。
タカネ「――好都合、というものです」
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