359:名無しNIPPER[saga]
2017/02/07(火) 20:58:49.54 ID:+kV6KPaeo
ミキは鎖を引いてリッチェーンのハンマーを回収し、
直後、膝を曲げて着地した姿勢そのままに、上半身を大きく捻る。
そして遠心力に任せて巨大なハンマーを振りかざし、
怪ロボット、ユキドリルへ向けて真横に振り抜いた。
ユキドリルはまたも両腕のドリルでハンマーを受け止めてみせたが、
勢いは止まらずにそのまま数百メートルほど押される。
だがその攻撃に驚いたのは、何よりすぐ隣で見ていたアミとマミである。
アミ「ミ、ミキミキ!? そんないきなり……!」
ミキ『ごめん、そこの人! ミキたちが戦ってる隙に自力で逃げて!』
マミ「ちょ、ちょっとミキミキ!?」
ヒビキに向けて発された無責任とも取れる言葉に、
二人は困惑の表情でミキの名を呼ぶ。
だがミキは一点、怪ロボットのみを見据えたまま、
ミキらしからぬ切迫した声で、唸るように言った。
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