378:名無しNIPPER[saga]
2017/02/09(木) 20:16:30.90 ID:rDINdejMo
キラブレが光り、希煌石の力をフルに使ってハイパーキサラギはドリルを抑え込む。
すると徐々に飛び散る火花は少なくなり、ドリルの回転速度は目に見えて落ちていった。
ドリルよりもハイパーキサラギのパワーが上だ、これなら行ける。
アミたちはそう思い、またそれは間違いなく事実であった。
だが、彼女たちは失念していた。
ユキドリルの――タカネの恐ろしさは、パワーなどではないということを。
決して警戒を怠っていたわけではない。
今必死に抑えているものの他、もう一つドリルは残されており、
そちらがきっともう間もなく攻撃に使われる。
だからそのドリルがこちらに向かって振りかざされた時、反応はできた。
右手で一方のドリルを抑えつつ、左手でもう一方のドリルを掴むことができた。
しかしその直後、アミたちは、
目の前の景色が真横にぶれるのを見た。
同時に体がステアから引き剥がされそうになるのを感じ、
声を上げる暇すらなく全身全霊でしがみつく。
何が起こったのか一瞬遅れて気が付いた。
ハイパーキサラギの巨体が空中で、
強制的に宙返りでもさせられているかのごとく高速回転しているのだ。
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