46:名無しNIPPER[saga]
2017/01/21(土) 20:15:45.40 ID:JL8wN2Aao
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ヒビキたちに語りかけてきた声の主は、自らをタカネと名乗った。
大抵のことでは驚かない自信があったヒビキだったが、
着陸した円盤から降りてきた人物の姿を見て、
口をあんぐり開けたまま硬直し、
そのまましばらく動けなくなるほどの衝撃を受けた。
タカネと名乗った人物の正体は、
二足歩行をする人間と同じサイズをしたチョウチンアンコウ――
アンコウ人間だった。
多種多様な森の動物たちやアニマルロボを見てきたヒビキでさえ、
そんな特異な姿をした生物を見るのは初めてだった。
この世は広く、知っていることの何億倍も知らないことがあるのだと
教えてくれた先代巫女の言葉をヒビキは思い出していた。
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