515:名無しNIPPER[saga]
2017/02/26(日) 21:49:05.19 ID:05yusEqno
マミがキサラギを止めた理由を、アミは聞かなかった。
聞くまでもなく気付いたからだ。
キサラギが踏み出した足から前方数十メートルの地点に、誰か居る。
すっと背筋を伸ばして佇む姿。
美しく整った涼やかな顔立ち。
そして全身に纏う雰囲気に、
アミたちは一目見てそれが逃げ遅れた一般人などではないことに気付いた。
マミ「誰!? ハルシュタインの仲間!?」
アミ「そうでもそうじゃなくても、そこをどいて! 踏み潰されても知らないよ!」
こうしている間にも、ミキはヤヨイによって痛めつけられている。
だが焦りを隠さないアミたちに対して、その麗人は、静かに口を開いた。
マコト「どくわけにはいかないよ。無尽合体でもされれば面倒だからね」
やはりハルシュタインの仲間だった。
アミたちは眼下に立つ美しい少女に、改めて敵意を込めた瞳を向ける。
すると少女はその敵意に応えるように、
マコト「ハルシュタイン近衛師団長、マコト。
君たちの相手は僕が引き受けさせてもらう」
そう言って片足をすっと引き、格闘家のような構えを取った。
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