516:名無しNIPPER[saga]
2017/02/26(日) 21:50:08.14 ID:05yusEqno
アミとマミは、そんなマコトに眉をひそめて怪訝な表情を向ける。
この敵は何をしているんだ?
どう見ても生身だし、武器を持っているようにも見えない。
見た目にはただの人間だ。
にもかかわらず、巨大ロボに対して格闘の構えを見せるなど、ふざけているとしか思えない。
517:名無しNIPPER[saga]
2017/02/26(日) 21:52:47.77 ID:05yusEqno
落下し始めたマコトは空中で姿勢を変えたかと思えば、後方へと脚を蹴り出した。
すると、大地を蹴ったかの如くマコトの体がキサラギに向かって急加速した。
アミ「!? キ、キサラギ!」
518:名無しNIPPER[saga]
2017/02/26(日) 21:56:31.10 ID:05yusEqno
マコト「さて、念のため聞いておこう。キサラギのパイロット、アミとマミ。
今ので力の差が分からないほど君たちは愚かではないはずだ。
大人しく希煌石と希照石を渡してはくれないか?
もうこうなった以上、『命だけは助けてやる』なんてわけにはいかないけど、
抵抗をやめるなら安らかに眠らせてあげることを約束しよう。
519:名無しNIPPER[saga]
2017/02/26(日) 21:58:22.99 ID:05yusEqno
マコト「……そうだね。君たちがもう少し賢いことを願っていたけれど……残念だよ」
マミ「希石は渡さないし、私たちはヤヨイっちを止めなきゃいけないんだ!」
アミ「お前のこともハルシュタインのことも、私たちが倒してやる!
520:名無しNIPPER[saga]
2017/02/26(日) 22:01:50.23 ID:05yusEqno
それを見て、マコトは初めて表情に戦意を宿す。
希煌石の輝きを見、迫る拳を見……
マコトがキサラギを “敵”として認識した瞬間であった。
マコト「はああああっ!」
521:名無しNIPPER[saga]
2017/02/26(日) 22:06:16.06 ID:05yusEqno
アミ「今だ!」
直後にキサラギは、ミキとヤヨイのもとへ駆け出した。
奇跡的にマコトの隙を付けたが、あれで決着がついたはずもない。
全力の拳が直撃した以上ダメージはあるだろうが、まだ敵は動けるはずだ。
522:名無しNIPPER[saga]
2017/02/26(日) 22:12:01.03 ID:05yusEqno
マコト「なるほど……確かにイオリから受け取ったデータの通りだ。
キサラギの出せるパワーは、操者の精神状態で大きく変動するらしい」
肩についた埃を払いながら話すその姿を見て、アミたちは愕然とした。
マコトはまだ動けるどころか、ダメージらしいダメージをほとんど受けていなかったのだ。
523:名無しNIPPER[saga]
2017/02/26(日) 22:13:26.24 ID:05yusEqno
今日はこのくらいにしておきます
続きは多分明日か明後日くらいに投下します
524:名無しNIPPER
2017/02/27(月) 17:40:06.69 ID:bNCUTUdMO
乙
マコトは東方不敗か何かかw
525:名無しNIPPER[saga]
2017/02/28(火) 19:40:45.97 ID:8KHAwi4Wo
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ヤヨイ「――はあ、はあ、はあ……! ククッ、アハハハハハ……!」
526:名無しNIPPER[saga]
2017/02/28(火) 19:41:53.33 ID:8KHAwi4Wo
ヤヨイ『……あン?』
消え入りそうなミキの声であったが、それははっきりとヤヨイの耳に届いた。
この状況に似つかわしくない、
まるでこうなることを見透かしていたとでも言うようなミキの発言に、ヤヨイは眉根を寄せる。
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