57:名無しNIPPER[saga]
2017/01/21(土) 20:35:24.64 ID:JL8wN2Aao
ヒビキはもう一度「ごちそうさま」とだけ言い残し、
アニマルロボたちを促しながら部屋の壁へと進んだ。
まるで手がかりのない出入り口を探すのに手間取るかと、
密かに心配だったヒビキだが、
真っ直ぐ進めば丁度正面の扉がタイミングよく開いてくれた。
一度立ち止まり、ヒビキはタカネを振り向く。
ヒビキ「……残念だなあ。もしかすると気が合いそうだったのに」
タカネ「もしそうならば来世を期待しましょう。
今日はわざわざ来ていただいて、すみませんでした」
ヒビキ「なんくるないさー」
快活な笑顔を残し、ヒビキは部屋から姿を消した。
微笑んだ表情をやはり少しも変えることなく、タカネはそれを見送り続けた。
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