59:名無しNIPPER[saga]
2017/01/21(土) 20:37:34.15 ID:JL8wN2Aao
銀河聖帝――それは本来タカネが受け継ぐはずだった宇宙最高位の称号。
だがそれが今タカネの名の上に届かないのは、
称号が平安を約束するべき惑星がハルシュタインによって滅ぼされたからに他ならない。
タカネ「銀河聖帝の位も地に堕ちました。今や一軍を率いる将でありませんから」
ハルシュタイン「で、どうする」
タカネ「どうするも何も……あなたと考えは同じですよ、ハルシュタイン。
甚だ不本意ですが、星ごと燃やし尽くして、
そのあとに秘宝の正体を確かめることにします」
ハルシュタイン「そうか」
タカネ「ふふっ、ハルシュタイン軍の常套手段ですよ」
皮肉を込めてタカネは言った。
本来であれば宇宙の最高位に座するべき彼女である。
同位の口調でハルシュタインと会話し、皮肉でさえ言ってのけるのは、
生まれた星を奪われてなお
自分に流れる血は消えぬのだということを示し続けるためであった。
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