過去ログ - 【ミリマス】午前五時よりの使者(なおしほ)
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21: ◆qKhJzPKZxI[sage]
2017/02/13(月) 22:03:28.07 ID:IfE//nEu0
「にひひ、やっぱりぴったりや。それに気持ちええなぁ」
「変なことを言わないで下さい! それと私まだいいとは言って……!」
「お願いやー。寝させてー今ならスッキリ眠れる気がすんねん。あとで何でもするからー」

その言葉はズルい。そう志保は思った。口には出さないけれど。

「……結局何もしない気がするんですが」

代わりにこう言って遠まわしに許可を与えた。志保にとっては奈緒をよりベストの状態でステージに上げるのが最大の目的なのだから。

「そや、よく眠れるように絵本読んでやー」
「子供ですか……。まぁ持って来てはいますけど」

やったー、と奈緒は喜ぶ。
絵本を読んでいる時の志保の顔は普段とは違う、優しげな顔をしていることを奈緒は知っていた。
それを見られる貴重な機会と密かに心の中でガッツポーズをした。

「……じゃあ読みますよ」
「うん」

だが、その貴重な機会を奈緒は自ら手離すことになった。



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