過去ログ - 【ミリマス】モテないプロちゃんの救済技法
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6: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/02/14(火) 06:46:42.10 ID:+rctxQ9x0

 だから、他の子と一緒に渡すのはパス。「茜もチョコをくれるのか? ありがとう」なんて風に、
 茜ちゃんを『その他大勢』と一括りにした感謝とスマイルだけじゃ、等価交換なんて成立しないって話だよ。

 その為にも彼が一人っきりになる瞬間というやつを、私はジッと待つしかなかったの。
以下略



7: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/02/14(火) 06:47:45.23 ID:+rctxQ9x0

「なんだ、茜じゃないか」

 案の定、プロちゃんはソコに居た。いつもみたいに自分のデスクに腰かけて、山積みの書類と格闘をしている最中だった。
 だけどいつもと違うのは、色とりどりにラッピングされた贈り物たちも、彼の前に山を作ってたこと。
以下略



8: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/02/14(火) 06:49:33.51 ID:+rctxQ9x0

「茜ちゃん? 茜ちゃんは、ちょっと忘れ物をね」

「なら、忘れ物持って早く帰りな。もう女の子がウロウロするには遅い時間だぞ」

以下略



9: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/02/14(火) 06:50:32.43 ID:+rctxQ9x0

「そ、そうだね。茜ちゃんってば可愛いから、暗がりで攫われちゃうかもしれないもんねー」なんて言いながら、心の中で深呼吸。

 とはいえ、当初予定していたプランA「忘れ物ってのは、チョコを渡すのを忘れてたの」作戦に関して言えば、
 この時点で発動するきっかけを潰されていて……こうなったならば仕方ない。
以下略



10: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/02/14(火) 06:53:50.51 ID:+rctxQ9x0

 私はプロちゃんが貰ったチョコの山を一瞥し「ところで、結構な数のチョコ貰ったんだね」と先制攻撃の第一射。

「ん? あぁ、まあな」とプロちゃんが反応を返したところで続けざまに
「これだけのチョコが貰えるなんて、プロデューサーしててよかったね、幸せモンだ。
以下略



11: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/02/14(火) 06:56:21.77 ID:+rctxQ9x0

「なら、茜はどうなんだ? お前ほど愛嬌があって可愛かったら、さぞ学校でもモテまくりなんだろーな」

 ここに来て、まさかの第三の選択肢。

以下略



12: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/02/14(火) 06:58:23.27 ID:+rctxQ9x0

「そんなモテてモテてモテまくりな茜ちゃんが、折角だからプロちゃんにチョコレートを上げちゃいます!
 このチョコを食べて茜ちゃんの人気っぷりを、少しはおすそ分けされるがいいだろう!」

「えー? でもなー、俺今でも結構モテてるしー」
以下略



13: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/02/14(火) 07:02:18.39 ID:+rctxQ9x0

「ありがとな、茜」

 そーして嬉しそうな笑顔なんて見せられたら……あーもう!

以下略



14: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/02/14(火) 07:03:51.25 ID:+rctxQ9x0
野々原茜(16)
i.imgur.com

===
 バレンタインイベントの茜ちゃんは、こんなSSよりもよっぽどキュートでカワユイのです。
以下略



15:名無しNIPPER[sage]
2017/02/14(火) 07:30:59.03 ID:KfqRYLmuo
乙!


16:名無しNIPPER[sage]
2017/02/14(火) 08:28:22.52 ID:sEc559Ldo
茜ちゃんかわいい!乙!


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