過去ログ - 緒方智絵里「私の特別な、あの人だけの贈り物」
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63:名無しNIPPER[saga]
2017/02/15(水) 05:01:40.42 ID:dwC2knJL0
「はい。あれにも、十二分に私の想いを込めたんですが……後になって、それでも込めきれて無いって、思ったんです。だから……これはその、補填です」


そう言うと、智絵里は一度Pの傍から離れ、また部屋から出て行った。

以下略



64:名無しNIPPER[saga]
2017/02/15(水) 05:07:26.57 ID:dwC2knJL0
そう言いながら、智絵里はPに確認させようと、その中身を見せてきた。


Pがその中を覗くと、確かにそこにはドロッとした茶色い液体が入っている。

以下略



65:名無しNIPPER[saga]
2017/02/15(水) 05:07:54.13 ID:dwC2knJL0
「あっ、そうじゃないです」


「えっ?」

以下略



66:名無しNIPPER[saga]
2017/02/15(水) 05:08:21.71 ID:dwC2knJL0
しかし、智絵里はそれを取らせまいと、上に掲げてPの手をかわした。


「だから、それじゃあ駄目なんです。これは、こうして食べるんです」

以下略



67:名無しNIPPER[saga]
2017/02/15(水) 05:10:25.29 ID:dwC2knJL0
智絵里は飲み終わると、マグカップを邪魔にならない様な場所に置く。


しかし、飲んだといっても、飲み込みはしない。智絵里は飲んだチョコを、口内に含んだままの状態でいるのだった。

以下略



68:名無しNIPPER[saga]
2017/02/15(水) 05:10:53.02 ID:dwC2knJL0
「おまっ、くちうつ、んむぅっ!?」


Pが完全に言葉にする前に、智絵里はその口を自分の口で塞ぎ、隙間無く、互いの唇を重ね合わせる。

以下略



69:名無しNIPPER[saga]
2017/02/15(水) 05:12:19.45 ID:dwC2knJL0
少量であった為、チョコは零れる事無く、全てがPの口内に入っていった。


そしてチョコを流し終えると、智絵里はPの唇から、自分の唇を離した。

以下略



70:名無しNIPPER[saga]
2017/02/15(水) 05:12:45.91 ID:dwC2knJL0
「……最高だな。蕩けそうになるぐらい、極上の味わいだ」


智絵里チョコはチョコの持つ苦さ、それと得体の知れない甘さとしょっぱさが混じり合い、何とも言えない味を奏でていた。

以下略



71:名無しNIPPER[saga]
2017/02/15(水) 05:13:15.11 ID:dwC2knJL0
そう言ってから、邪魔にならない場所にあったマグカップを再び持つと、今度は一口と言わず、二口分……いや、三口分も口内に含める。


それからまた、Pと唇を合わせ様とする……かと思われたが、智絵里はそうはしなかった。

以下略



72:名無しNIPPER[saga]
2017/02/15(水) 05:13:44.80 ID:dwC2knJL0
そして十分に合わさったそれを、また唇同士を重ね合わせて流していった。


しかし、今度は量が多かったのか、入りきらなかったチョコがPの口の端から零れて、顎先から首筋にへと伝っていくが、智絵里は気にも留めない。

以下略



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