過去ログ - 緒方智絵里「私の特別な、あの人だけの贈り物」
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81:名無しNIPPER[saga]
2017/02/15(水) 19:48:11.64 ID:VQN645RQ0
「ありがとうな、智絵里」


Pはそう言ってそれを受け取ると、一息に中身を全て飲み干し、乾いた喉を潤した。

以下略



82:名無しNIPPER[saga]
2017/02/15(水) 19:48:37.21 ID:VQN645RQ0
未だに焼ける感じの残る喉を擦りながら、Pはそう言った。


何か牛乳や生クリームとかで割ってあれば良かったが、溶かした物をそのまま飲むのは、いくら何でも、骨が折れた。

以下略



83:名無しNIPPER[saga]
2017/02/15(水) 19:49:06.33 ID:VQN645RQ0
「あっ、そうだ。そういえば、これ……まだ渡してなかったですね」


気を取り直した智絵里はそう言うと、背後から大き目の箱を取り出して、それをPに差し出してこう言った。

以下略



84:名無しNIPPER[saga]
2017/02/15(水) 19:49:34.08 ID:VQN645RQ0
緑色の包装紙で包まれた、この箱の中身。智絵里が言っていた事が本当なら、この中にもチョコが入っているだろう。


しかし、先程まで長い時間を掛けてチョコを食したPからすれば、貰った事は嬉しくとも、あまり目にしたくないという心情だった。

以下略



85:名無しNIPPER[saga]
2017/02/15(水) 19:50:02.53 ID:VQN645RQ0
「そ、そうですか……残念です」


「ごめんな。お腹一杯じゃなかったら、食べれたんだがな」

以下略



86:名無しNIPPER[saga]
2017/02/15(水) 19:50:30.64 ID:VQN645RQ0
その目線からは『何としてでも、この場で見て欲しい』という、強い思いが窺えた。


「駄目、でしょうか……?」

以下略



87:名無しNIPPER[saga]
2017/02/15(水) 19:50:56.36 ID:VQN645RQ0
その笑顔を横で見ながら、Pは箱の包装を外していく。


緑色の包装紙を外すと、中から出てきたのは、無地の透明なケース。

以下略



88:名無しNIPPER[saga]
2017/02/15(水) 19:51:27.58 ID:VQN645RQ0
「ん? あぁ、智絵里らしくて、素敵なプレゼントだと思うよ。ありがとうな」


Pは軽く微笑んだ後、智絵里の頭にそっと手を置いてから、そう言った。

以下略



89:名無しNIPPER[saga]
2017/02/15(水) 19:51:56.56 ID:VQN645RQ0
待望の智絵里からのチョコレート。もちろん、嬉しくない訳が無い。


しかし、一点だけ……そのチョコには憂慮する所があった。

以下略



90:名無しNIPPER[saga]
2017/02/15(水) 19:52:26.79 ID:VQN645RQ0
そして厚さも横から見えるだけで二センチを超えていて、全体像で見れば恐らく、三センチはあるだろうと思われた。


そんな厚さの物を齧れば、歯が折れてしまいそうであった。

以下略



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