過去ログ - 妖狐姫「わらわの座椅子となるのじゃ」
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43:名無しNIPPER[saga]
2017/03/10(金) 02:21:21.60 ID:bQ1VTJGW0
てんこ「一つ聞いてもよろしいか?」

男「はい?」

てんこ「男殿は…元の世界に帰りたいとは思わないのか?」

てんこ「…とは言っても転移鳥居を開く妖術が使えるのは主の血筋を持つ者だけだからな。姫様に相談せんことには帰れんが」

男「…今は別に帰りたいとは思いません」

あの世界の俺の存在価値はもうない。
あの世界の俺はもう死んでいるも同然だった。

ならまだ誰かに必要とされているこの世界で生きていくのもありだと思った。

愛でるべき存在を失ってしまった俺…
甘えたい存在を失ってしまった妖狐姫…

俺たちが出会ったことが、俺は少しだけ偶然じゃない気がした。



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