過去ログ - 妖狐姫「わらわの座椅子となるのじゃ」
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名無しNIPPER
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2017/03/10(金) 02:22:25.96 ID:bQ1VTJGW0
くぅこ「それは主様との婚姻を受け入れるということになるでごじゃるよ」
てんこ「おいくぅこ!私はまだそのことは認めてないぞ!」
くぅこ「それはせっしゃも同意でごじゃるがまずは当事者にその気があるかでごじゃる」
以下略
45
:
名無しNIPPER
[saga]
2017/03/10(金) 02:23:25.71 ID:bQ1VTJGW0
…………
みんなの夕食の席に同席した。
美味しそうな料理が目の前に並ぶ。
以下略
46
:
名無しNIPPER
[saga]
2017/03/10(金) 02:25:04.12 ID:bQ1VTJGW0
妖狐姫「どうじゃ?」
男「最高だ。今まで食べてきたいなり寿司が別の食べものだったのかと思うくらい」
妖狐姫「そうじゃろそうじゃろう?この城の料理は絶品じゃからな。わらわも鼻が高いわ」
以下略
47
:
名無しNIPPER
[saga]
2017/03/10(金) 02:26:50.40 ID:bQ1VTJGW0
妖狐姫「もちろんわらわと座椅子の祝言のじゃ。奴に文の内容が嘘ではないことを教えてやるのじゃ」
妖狐姫「本当は宴など明日にでも開きたいところじゃが…折角のわらわの晴れ舞台、大勢の者に祝ってもらおう。てんこ、集客の手配を頼むぞ」
てんこ「は、はぁ…」
以下略
48
:
名無しNIPPER
[saga]
2017/03/10(金) 02:27:38.20 ID:bQ1VTJGW0
いや、もはや元の世界に未練がない俺はどうでもいいのだが、てんこさんにとっては冷や汗ものだろう。
大勢の人を呼んでおいて、もし妖狐姫が俺に飽きて転移鳥居を開きでもしたら大変だ。
経済的な面だけでなく民の信頼まで失ってしまえば本当にこの街は終わりだ。
以下略
49
:
名無しNIPPER
[saga]
2017/03/10(金) 02:28:19.05 ID:bQ1VTJGW0
妖狐姫「ふぅ〜!今日もご馳走であった。さて、明日は朝一番に文を書かなければな。今日はもう寝るとしよう」
妖狐姫「てんこ、座椅子を寝床に案内してやるのじゃ」
てんこ「はい…」
以下略
50
:
名無しNIPPER
[saga]
2017/03/10(金) 02:29:22.29 ID:bQ1VTJGW0
…………
てんこ「男殿」
男「なんですか?」
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51
:
名無しNIPPER
[saga]
2017/03/10(金) 02:30:52.08 ID:bQ1VTJGW0
てんこ「失礼な話だが、本音を言えばすぐ飽きられてしまえばいいと思っていたほどだ」
男「今までも同じようなことが…?」
てんこ「いや、さすがに配偶者候補を異世界から拾おうなどというめちゃくちゃはこれが初めてだが…飽き性で好奇心旺盛な姫様は昔から転移鳥居をくぐるのが大好きな方で…」
以下略
52
:
名無しNIPPER
[saga]
2017/03/10(金) 02:32:15.76 ID:bQ1VTJGW0
てんこ「とにかくあの方は縛られることを嫌い、新しいもの好きなところがある。下手をすれば貴様も三日と経たずに捨てられるかもしれん」
てんこ「だが、この件はもうすでにこの屋敷だけの話ではない。大勢の人が関わるとなれば話は別だ」
てんこ「頼む!男殿…宴会が無事終了するまでは姫様に飽きられないようにしてくれっ!」
以下略
53
:
名無しNIPPER
[saga]
2017/03/10(金) 02:32:59.26 ID:bQ1VTJGW0
…………
部屋の中で一人、俺は中々眠れないでいた。
いや、新しい空間に落ち着けないというのもあるが
以下略
54
:
名無しNIPPER
[saga]
2017/03/10(金) 02:34:03.22 ID:bQ1VTJGW0
男「うぅ…」
くぅこ「苦しそうでごじゃるな。料理が絶品すぎて食べ過ぎたでごじゃるか?」
男「うわっ!」
以下略
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