過去ログ - アンリエッタ「サイト卿をしばらくお貸し下さいまし」ルイズ「はああああぁあ!?」
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16:名無しNIPPER[sage]
2017/03/13(月) 00:52:44.47 ID:pG2FZOCP0
ルイズ「ちょ、ちょっとシエスタ!?あんた何言っちゃってんのよ!?」

とんでも発言をしたシエスタに、間髪入れずにルイズは食ってかかる。

ルイズは、このメイドは自分の味方だと思っていたのだ。
以下略



17:名無しNIPPER[sage]
2017/03/13(月) 00:55:04.70 ID:pG2FZOCP0
アンリエッタ「では、また後日。楽しみにしていますわ」

ルイズ「ふんっ。おととい来なさいよ!」

その後、何度か痛烈な嫌味の応酬をしたのち、アンリエッタはあっさりと帰って行った。
以下略



18:名無しNIPPER[sage]
2017/03/13(月) 00:58:40.04 ID:pG2FZOCP0
その夜。

遠いガリアの地で、ようやく住み慣れ始めた真新しい王宮の執務室にこもり、この城の主であるシャルロット女王は政務に明け暮れていた。

その日中に片付けねばならない書類の山に目を通し終え、シャルロット……かつて『タバサ』と名乗っていた女王は、眉間を揉みつつ、書類を読む際は着用するメガネを外し、本日の自らの業務が終わったことに安堵のため息を漏らす。
以下略



19:名無しNIPPER[sage]
2017/03/13(月) 01:00:13.41 ID:pG2FZOCP0
物憂げにそう呟く女王の意中の相手の正体は、この王宮において公然の秘密であった。
食事中や、視察で王宮の外へと出る際、麗しい女王はいつもそう呟き、空を仰ぎ見る。

まるで、かの『英雄』が『竜の羽衣』に乗って舞い降りるのを今か今かと待ち詫びるように。

以下略



20:名無しNIPPER[sage]
2017/03/13(月) 01:03:18.35 ID:pG2FZOCP0
タバサ「……被害は?」

トリステイン女王の乱心。
その凶報にタバサは取り乱すことなく、聞くべきことを尋ねるに留めた。

以下略



21:名無しNIPPER[sage]
2017/03/13(月) 01:06:46.45 ID:pG2FZOCP0
カステルモール「お呼びですかな、陛下……こ、これは……なんとっ!」

息も絶え絶えなイザベラに連れられ、おっとり刀で駆けつけたカステルモールは、執務室の変わり果てた様を見て、慌てて気を引き締め直した。

これ以上ないほど狼狽した様子のイザベラに、ただならぬ予感は感じていたが……
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22:名無しNIPPER[sage]
2017/03/13(月) 01:10:42.62 ID:pG2FZOCP0
カステルモールの説明によると、タバサが指示した20隻の艦艇のうち、10隻は復旧し終えたとのことだった。
そのうち直ちに出航可能なのは旗艦を含め5隻。

タバサはそれで十分であると判断した。

以下略



23:名無しNIPPER[sage]
2017/03/13(月) 01:12:53.40 ID:pG2FZOCP0
事ここに至っても、タバサは怖いくらいに冷静であった。
彼女が立案した作戦は既に予言の域に達しており、それが成されることはもはや疑いようもない。

ガリアの女王が復旧させた『女王艦隊』は、それほどの力を持った最新鋭艦隊であり、それに自ら乗り込むと言う女王本人もまた、作戦という名の予言を実現するだけの力を有していた。

以下略



24:名無しNIPPER[sage]
2017/03/13(月) 01:15:45.35 ID:pG2FZOCP0
ジュリオ「やあ。なんだか面白い話をしてるね」

カステルモール「ッ!?何者だ!?」

途方に暮れている場合ではない!
以下略



25:名無しNIPPER[sage]
2017/03/13(月) 01:18:25.48 ID:pG2FZOCP0
ジョゼット「お姉様、私はお姉様の『アリバイ』を作る為に参りました」

困惑するタバサにジョゼットはこう説明した。

トリステインとガリア、両国の女王が『処女懐妊』という名目で、『英雄の子』を授かることが、この後の世界の平和と安定に繋がると、教皇はお考えであること。
以下略



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