過去ログ - ('A`)が深海棲艦と戦うようです
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20: ◆vVnRDWXUNzh3
2017/03/18(土) 12:34:46.01 ID:KLK+D78IO
『──────ァアアアアアアアアアアアッ!!!?』

だが、砲声の代わりに響いたのは苦悶の声。背面に突如飛来した砲撃を食らい、イ級が激しくのけぞり蹈鞴を踏んだ。

『ア゛ァ゛ッ!!?』
以下略



21: ◆vVnRDWXUNzh3
2017/03/18(土) 12:36:49.70 ID:KLK+D78IO
かつては人類を海洋から駆逐しかけた化け物を、艦娘の力を借りずにただの人間達がなぎ倒す。それも、全く損害を受けず事実上の完封勝利(なお、ポルトガル全域の戦況については考えないものとする)。

こんなもの、エクスタシーを感じずにいられるだろうか。「流石に気分が高翌揚します」という奴だ。

はやる気持ちを抑え、小銃の弾倉を取り替える。そして、今にも倒れそうなイ級に銃口を向け、奴にトドメを刺すべく引き金を────
以下略



22: ◆vVnRDWXUNzh3
2017/03/18(土) 12:37:47.40 ID:KLK+D78IO
('A`)「え?」

誰かの叫び声が聞こえ、上から何かが落ちてきた。

一拍間を置いて、爆発音。エクレール戦車が一台、一瞬で炎に包まれる。
以下略



23: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2017/03/18(土) 14:13:54.02 ID:KLK+D78IO





以下略



24: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2017/03/18(土) 14:15:14.46 ID:KLK+D78IO
(メメ<●><●>)「おや少尉、案外お早いお目覚めですね。もう1時間ほど寝るつもりかと思っていました」

頬の切り傷から血を流しつつ、ティーマスが覗き込んできたことで俺はようやく現状を思い出した。

ここはポルトガルリスボン、アルカンタラマール駅前、インド通り。
以下略



25: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2017/03/18(土) 14:16:20.68 ID:KLK+D78IO
(メ#゚д゚)「隊列は崩すな!歩兵は相互にカバーしつつ弾幕射撃で対空牽制!!三個分隊、戦車の護衛につけ!」

(;><)「ルクレール、2両目撃破されたんです!!」

(;メ゚д゚)「っ、なら二個分隊でいい!戦車隊はイ級に早くトドメを、ポルトガル軍はどうした!?」
以下略



26: ◆vVnRDWXUNzh3
2017/03/18(土) 14:36:49.54 ID:KLK+D78IO
中世の騎士が使った兜を思わせる形状の、一般的な深海棲艦の戦闘機として知られる【Helm】。

白色の球体という形状を基本形とし、flagship級や姫、鬼といった上級の深海空母が使うことが多いとされる【Ball】。

どちらも装甲は薄く、Helmの方に至っては通常種ならH&K MP5一連射で火を噴く“ワンショットライター”だ。加えて速力も400km/h程度が限界と、人類側の使う戦闘機とは性能面で雲泥の差がある。
以下略



27: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2017/03/18(土) 14:38:11.64 ID:KLK+D78IO
「…ぁ……ぁぅ……ぐ……」

ずるずると、下半身を吹き飛ばされたドイツ兵が一人目の前を張っていく。最早死が免れないのは傍目にも明らかだが、そいつは声にならない声を上げながら必死にこの場を逃れようとしていた。

《タスケテ!!※※※※!!
以下略



28: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/03/18(土) 18:00:36.10 ID:KLK+D78IO
  _
(メ;゚∀゚)「アルカンタラマール防衛線よりHQ、深海棲艦機の猛攻を受けて戦線の維持が難しい!後退、もしくは艦娘の派遣を求む!!」

《此方HQ、艦娘の派遣は不可能だ。深海棲艦の攻撃は広域に及んでいる、外洋の主力艦隊の救出から優先しなければならない。

以下略



29: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/03/18(土) 18:04:45.21 ID:KLK+D78IO
(#'A`)「っ!」

通りに飛び出すと同時に、小銃の引き金を引く。ただし目標はイ級でもないし、そもそも当てるつもりもあまりない。

『……!』
以下略



30: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/03/18(土) 19:29:07.67 ID:KLK+D78IO
(メ;'A`)「ええ……部下兼友人がガチモンのトリガーハッピーだった…長いつきあいで初めて知ったんだけど」

ξ;゚听)ξ 

('A`;)「ってうおっ!?」
以下略



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