過去ログ - あやかし事務所のアイドルさん 番外編A
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1:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/18(土) 23:51:30.10 ID:wbX2/eIF0
※注意事項※
このSSはアイドルマスターシンデレラガールズの二次創作です。

続き物ですので、過去作(下記)を先に読んでいただければ幸いです。

登場するアイドルの多くが妖怪という設定になっております。

それでも構わない、人外アイドルばっちこい!という方のみご覧下さい。

プロローグ(ex14.vip2ch.com)

続(ex14.vip2ch.com)

続々(ex14.vip2ch.com)

続続々(ex14.vip2ch.com)

番外編@(ex14.vip2ch.com)

SSWiki : ss.vip2ch.com



2:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/18(土) 23:52:29.79 ID:wbX2/eIF0
事務所のアイドルたちの種族おさらい。

文香:不明(記憶を食べるチカラがある)

肇:狼女  紗枝:妖狐  芳乃:座敷童
以下略



3:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/18(土) 23:52:59.52 ID:wbX2/eIF0
むかしむかし、ある所に妖怪だらけの奇妙なアイドル事務所がありました。

少女たちはアイドル業に励みながらも日々を楽しくにぎやかに生きています。

今回は彼女たちの日常風景を少し覗いてみましょう。


4:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/18(土) 23:53:28.23 ID:wbX2/eIF0
あやかし事務所のアイドルさん 番外編A:アイドル四方山話


5:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/18(土) 23:54:26.13 ID:wbX2/eIF0
・エピソード1:猫に寄りそう乙女の作法

とある休日、朝食を食べ終えた文香が寮のリビングで読書を始めようとしていると、同じくオフのみくから声をかけられました。

「おはよう文香チャン、もし暇だったらみくと一緒に猫カフェ巡りに行かないかにゃ?」
以下略



6:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/18(土) 23:55:22.89 ID:wbX2/eIF0
「まず一つ目の理由にみくが小さい頃に読んだ絵本の影響があるかにゃ。烏山岩燕さんっていう妖怪向けの絵本を描く作家さんがいるんだけど、その人の作品に猫又が主役のシリーズがあって、それがすごくお気に入りだったのにゃ」

「自由気ままに旅をして、その道中で困っている人を助けてあげたり、横暴な人を懲らしめたりしながら、また旅に戻っていく。風来坊っていうのかにゃ、いなせなナイスガイのとっても面白い話だったのにゃ」

「もちろん普通の猫チャンも大好きで、猫チャンを見つけると追いかけては時間を忘れて遊んじゃってお母さんに怒られたりもしてたにゃあ」
以下略



7:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/18(土) 23:56:05.07 ID:wbX2/eIF0
「なるほど、人に歴史ありですね」

「ただ、志希チャンと会ってからは猫又への憧れをぶち壊されそうにもなってるんだけどにゃ…」

「なんといいますか、自由な方ですからね……」
以下略



8:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/18(土) 23:57:06.97 ID:wbX2/eIF0
みくが改めて絵本のことや迷子になった時のことを説明していますが、文香に話したのと同じ内容なので省略します。

「かくかくしかじかって訳にゃ」

「なるほどね〜、ってあれ、んー…その迷子になった話って正確には28年前じゃない?」
以下略



9:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/18(土) 23:58:03.10 ID:wbX2/eIF0
「ま、まだにゃ、もしそうだったとしてもみくの心には風の猫三郎が…」

「ああ、やっぱり絵本って猫三郎シリーズのことだったんだ。うーん、これ以上みくちゃんにショックを与えるのは申し訳ない気もするにゃ〜」

志希の様子から文香はこの後の展開をなんとなく察してしまいました。
以下略



10:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/18(土) 23:59:22.02 ID:wbX2/eIF0
全力の戦いを終えたボクサーのように真っ白に燃え尽きてしまったみくでしたが、数時間後に再起動しました。

「きっかけはどうあれ、みくはやっぱり猫チャンが好きにゃ。この気持ちは本物だから…みくは自分を曲げないよ」

そう話すみくは悟りを開いたような笑みを浮かべていたそうです。
以下略



11:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/19(日) 00:00:20.65 ID:7TfU3QjK0
・エピソード2:Moonside Radio 第255回(一部抜粋)

「リスナーの皆、こんばんは。【Moonside Radio】へようこそ、パーソナリティの奏よ。今回の素敵なゲストは先週に引き続き…」

「みくにゃ!」
以下略



12:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/19(日) 00:03:10.45 ID:7TfU3QjK0
「一つ目のコーナーは【ふつおた】よ。それじゃあこのハガキを…はい、文香よろしく」

「で、では読ませて頂きます…『奏さん、みくさん、こんばんは。そして文香さんはじめまして。255回という記念すべき回に三人が揃われたことを大変喜ばしく思います』」

「255ってなにか曰くのある数字だったかにゃ?」
以下略



13:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/19(日) 00:04:05.76 ID:7TfU3QjK0
エピソード3:オオカミさんとナイショの時間

「急にすまない、最近仕事が忙しくて溜まっていてな…」

「いえ、私もプロデューサーさんにしてもらうのは嫌いではありませんから…んっ…」
以下略



14:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/19(日) 00:05:13.67 ID:7TfU3QjK0
「よし、そろそろ下に移ろうか。うつぶせになってくれるか?」

「いいですけど…この格好、けっこう恥ずかしいんですよ?」

「まあそう言うな。新しい道具も用意してある、絶対後悔はさせないから」
以下略



15:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/19(日) 00:05:59.19 ID:7TfU3QjK0
「よし、加減を思い出してきた。そろそろ道具も使うか」

そう言われた肇はぎくりと固まってしまいます。

既に堪えられるかどうかギリギリなくらい気持ちいいというのに、道具まで使われるわけにはいきません。
以下略



16:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/19(日) 00:06:51.35 ID:7TfU3QjK0
「反省しましたか?」

「はい、すみませんでした…」

我に返ったプロデューサーは真っ赤な頬をぷくーと膨らませた涙目の肇に正座させられています。
以下略



17:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/19(日) 00:11:31.93 ID:7TfU3QjK0
今回は以上になります。読んで頂きありがとうございました。

前日譚を書くつもりがとあるにゃんこ肇SSを読んだら自分ももふもふしたくなった、後悔はしていない。

そんなわけで次回こそ肇さんの前日譚になる予定です。
以下略



18:名無しNIPPER[sage]
2017/03/19(日) 02:51:57.84 ID:x7IApgspO

あの肇にゃんも暴力的な可愛さだったが、耳と尻尾をモフモフされてる肇わんも最高です(コナミ)


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