173:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 03:49:24.57 ID:ha7ZcpN9o
あんじゅ「遅い。明確じゃない。対象を指定していない。それじゃあポケモンには伝わらないし、何より私が待ちくたびれちゃうわ?」
千歌「か、は……っ!」
174:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 03:49:56.78 ID:ha7ZcpN9o
千歌「やめ…て…んむっ…!…ぅ!?」
熱い何かが口内で蛇のようにのたうっている。
絡め、吸い上げ、まるで千歌の舌を抜き取ろうとしているかのような。
175:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 03:50:30.96 ID:ha7ZcpN9o
あんじゅ「最中に他の女の名前を呼ぶなんて、随分と無作法ねぇ?たっぷりと躾をしてあげなくちゃ。ふふ…」
千歌「嫌、やだぁ…!べ、う、ぇ…!」
176:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 03:51:17.31 ID:ha7ZcpN9o
…
「撃て!撃てっ!」
「これ以上近付けさせるな!」
177:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 03:51:45.87 ID:ha7ZcpN9o
「ポイントHを突破されただと…!ふざけるな!!」
ポイントK、秘匿された研究室前の最後の検問所で重役の一人が顔を赤らめ唾を飛ばし、頭の血管がブチ切れるのではないかとばかりに怒気を高めている。
迫るテロリストに呼吸を乱し、手を震わせている警備員、そのメットを拳で殴りつけ、重役の男は耳をつんざく大声で警備員たちを罵る。
178:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 03:52:14.42 ID:ha7ZcpN9o
「全て手筈通り、ですね」
ツバサ「ゲートの解除、謝謝。ご依頼の通りに小原鞠莉はもうじき死ぬわ」
「いえいえ、貴女方の腕前を疑ってはいませんよ」
179:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 03:52:44.63 ID:ha7ZcpN9o
壁に血の跡を残してずるりと崩れ、重役の男はそこで息絶えた。
既にツバサの興味は彼へと向けられておらず、ただ手向けとばかりに一言。
ツバサ「有能な人は好きよ。けど無能も同じくらい大好き。利用するには一番だもの」
180:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 03:53:21.07 ID:ha7ZcpN9o
クイと首を傾げて笑み。
聞こえなかったはずはないが、ツバサは海未の言葉を無視して長台詞を続ける。
ツバサ「このミュウツークローン、種族値は上から105,109,89,153,89,129の合計674。
181:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 03:53:58.39 ID:ha7ZcpN9o
海未「上!?」
どろりと、ずるりと。
硬質なはずの研究室、その天井が紫黒に腐食し、溶けて、もったりと抜け落ちる。
182:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 03:54:27.52 ID:ha7ZcpN9o
…
オハラタワー・一階。
183:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 03:54:57.97 ID:ha7ZcpN9o
梨子の顔から繊細で気弱な少女の色はどこかへと失せ、居並ぶ敵影を睥睨して笑みはなく、静かな怒りを湛えた絶対的強者の佇まい。
とりわけ女性のアライズ団員たちは梨子の眼光に畏怖、鷹の目に射竦められたような錯覚を覚えて身を震わせる。何故だかはわからないが。
コォォ…と呼吸、カイリキーの全身が鋼のようにパンプアップしている。
近付けば間違いなく仕留められる!
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