547:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 08:04:11.31 ID:ha7ZcpN9o
つまり、メレシーにとってダイヤは命の恩人。
助けてくれた、と言葉にしてしまえばシンプルな話。
だが、瀕死だったところに励ましの言葉を掛けながら手当てをしてくれた優しさに満ちた瞳がメレシーの心にずっと残っている。
そんなダイヤが今、目の前で殺されかけている。
548:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 08:05:51.58 ID:ha7ZcpN9o
遥か上空、夜空を舞うは蒼氷の麗鳥フリーザー。
そしてチャンピオン、絢瀬絵里!
しかし届かない!
549:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 08:06:31.81 ID:ha7ZcpN9o
二撃。
絵里が高空からの攻撃圏にデオキシスを捉え、攻撃を放ち、着弾するまでの間を測る。
その距離と相対のスピードを鑑みるに、デオキシスは二度の攻撃行動が可能だ。
550:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 08:07:03.49 ID:ha7ZcpN9o
デオキシスが念波弾を撃ち放つと同時、ダイヤの指示にディアンシーが応じている。
鉱物に耳と目が生えたようなメレシーの姿から、鉱物に妖精を思わせる人型の上半身が付随した、そんな姿へと変化している。
その身を構成するのはダイヤモンド。
ただし、普通のダイヤではなく極めて稀少なピンクダイヤモンドの輝きだ。
551:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 08:07:31.75 ID:ha7ZcpN9o
絵里「ハラショー…!」
上空、絵里は感嘆に笑みを漏らしている。
552:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 08:08:46.09 ID:ha7ZcpN9o
それはまさに種族値の暴力。統合体の素早い情報処理が生み出す即時の連撃。
触腕を束ね、サイコエネルギーを電力へと変換。
オレンジと青緑、二本に生じる意図的な電位差。その間には大気中の塵芥を擬似的な電気伝導体、弾丸代わりに装填。
553:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 08:09:35.03 ID:ha7ZcpN9o
凛「ねえねえ、その子ディアンシーだよね?」
ダイヤ「ええ、わたくしのメレシーが進化…なのでしょうか。……変身しましたの!」
凛「いいなー!!凛もぜーったい、伝説ゲットするんだもんね!」
554:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 08:10:07.81 ID:ha7ZcpN9o
絵里「フリーザー、“れいとうビーム”」
応じ、高らかに嘶き。
フリーザーの嘴から空中へ、六花の文様が罅走る。
555:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 08:10:34.81 ID:ha7ZcpN9o
現れた姿は青の六花そのもの。
そこに奇怪な笑みが貼りついたような、まさに氷の化身と呼ぶべき怪物的なポケモン。
外見からの印象そのまま、生み出す冷気は強烈無比。
556:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 08:11:02.05 ID:ha7ZcpN9o
だが、慌てず。
絵里「フリージオ、受けて」
557:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 08:11:33.39 ID:ha7ZcpN9o
凛「うわ?!危ないにゃっ!!」
ダイヤ「いいえ、問題ありませんわ!」
絵里「触手はうねりに目を惑わされがちだけど、多くの場合は先端を注視すれば対応可能」
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