過去ログ - 穂乃果「行くよ!リザードン!」
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579:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 08:37:08.21 ID:ha7ZcpN9o
オハラタワー、渡辺曜との交戦。
カイリューの“げきりん”でグチャグチャに叩き潰された右腕は、現代の医療技術を以ってしても修復不可能な状態だった。
今、コートの裾からちらりと覗く右腕は包帯でビッチリと隙間なく巻き付けられていて…

ふと、英玲奈はあんじゅの傍らに控えている一人の団員へと饅頭を勧める。
以下略



580:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 08:37:35.08 ID:ha7ZcpN9o
英玲奈「手間を掛けさせた。あんじゅが失くした右腕代わりに同行させたが、色々面倒が多かっただろう。ワガママだからな」

理亞「そ、そんなことは」

あんじゅ「むしろ面倒は私の方よぉ…」
以下略



581:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 08:38:01.40 ID:ha7ZcpN9o
そんな調子で会話は続く。

理亞があんじゅに帯同したのは身の回りの世話と護衛のため。
オハラタワーでは穂乃果の思い切りの良さに敗北を喫したが、三幹部を除くアライズ団の中では鹿角姉妹はかなりの腕利き。
その評価の中心は姉、聖良にあった。
以下略



582:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 08:38:33.47 ID:ha7ZcpN9o
二人の言葉にいよいよ迫った計画の決行を理解し、理亞はごくりと息を飲む。

鹿角姉妹にとっては、単に生きるための寄る辺として身を委ねた組織だった。
ヤクザだろうとマフィアだろうと、食べていけるのならなんでもよかったのだ。
しかしその“洗頭”…アライズ団が今夜、世界の構造を大きく覆そうとしている。
以下略



583:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 08:39:11.83 ID:ha7ZcpN9o



善子「はぁっ…はあっ…」

以下略



584:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 08:39:38.93 ID:ha7ZcpN9o
白い毛並み、片角は三日月の黒刃。
真紅の瞳は凛々しく穏やかに善子を見上げている。
人呼んで“わざわいポケモン”、あくタイプのアブソルだ。
その性能は高い攻撃能力、反して耐久はまさに紙。
相当に癖のある能力なのだが、見た目だったり図鑑のエピソードだったりを踏まえて善子のお気に入り。エースとして扱っているポケモンだ。
以下略



585:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 08:40:12.43 ID:ha7ZcpN9o
「ぎゃあああ!!」と叫んだ善子の前へ、ぬうっと姿を現わすピンクと黒の巨体。
まるまるとぬいぐるみのような両手を広げ、つぶらな瞳で善子とアブソルを見つめている。

嬉しそうに口を開き…

以下略



586:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 08:41:20.57 ID:ha7ZcpN9o
梨子「こっちに来て、よっちゃん」

善子「り、リリー…目が笑ってないんだけど…」

梨子「よっちゃん…少しだけだから。痛くしないから…ね、いいでしょ?いいよね…!」
以下略



587:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 08:41:53.78 ID:ha7ZcpN9o
それにしても、それが練習試合だと忘れるほどの恐怖感。
思わず善子は腰を抜かし、ぺたんとその場にへたりこんでいる。


善子「はああ…た、助かった…」
以下略



588:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 08:42:33.51 ID:ha7ZcpN9o
曜(たまーに、梨子ちゃんが善子ちゃんを見る目が鋭いっていうか。なんかこう、ターゲットを狙う目っていうか…)

花丸「曜さん、変な顔してどうしたずら?」

曜「あ、いや、なんでもないない」
以下略



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