過去ログ - 穂乃果「行くよ!リザードン!」
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688:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 15:06:34.80 ID:ha7ZcpN9o



善子「ドンカラス!“あくのはどう”よっ!」

以下略



689:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 15:07:11.42 ID:ha7ZcpN9o
眼下、アライズ団の少女は勝ち気な瞳に苛立ちを滲ませ、水面の少し上を浮遊している。
魔女のようなゴーストポケモン、ムウマージの魔力による浮遊だ。

浮力に合わせ、少女の髪もふわわと揺れる。善子と花丸を睨み付け、言い放つ。

以下略



690:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 15:07:49.77 ID:ha7ZcpN9o
善子と花丸、一応の安全地帯であるジムにいた二人が戦場へ、そして理亞との対峙に至った経緯を、まずは簡潔に記すべきだろう。

これはロクノジムに限ったことではないのだが、各地のジムには監視モニター室というものがある。
ジムリーダーとは単にバトルをこなせば良いだけの存在ではない。
街の顔役であったり、治安維持の主力であったりと多くの義務と責任を担う存在だ。
以下略



691:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 15:08:27.92 ID:ha7ZcpN9o
二人はいずれも賢い少女だ。
学力がどうという話ではなく、状況に応じて動ける判断力を持っている。
危ない目に遭う可能性も、自分たちが飛び出すことで誰かに迷惑を掛けてしまう可能性も、もちろん理解している。

踏まえて、それでも飛び出さずにはいられなかった。
以下略



692:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 15:08:58.67 ID:ha7ZcpN9o
そして、開戦へと至っている。


善子「来ませ、辣悪なる地獄の使者…鋭利なる真海の牙よ!サメハダーぁ!!」

以下略



693:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 15:09:58.06 ID:ha7ZcpN9o
水上戦には数種類のスタイルがある。

一つはポケモンは水上へ、トレーナーは水際に立って指示を出すというスタイル。
ポケモンたちの戦闘の趨勢に合わせてトレーナーは並走しつつ指示を出す、最もベーシックな戦い方だ。

以下略



694:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 15:10:59.46 ID:ha7ZcpN9o
今、善子と花丸は崩落する橋から下の川へと飛び降りた。
川ではあるが幅が広く、岸からでは指示が届かない。
ましてや一瞬の指示が勝敗を分ける生死を賭した一戦、距離を開けるわけにはいかない状況だ。

まずは善子、繰り出したサメハダーはライドギアにも活用されることのあるポケモン。ジェットスキーのように高速での水上移動が可能だ。
以下略



695:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 15:11:55.84 ID:ha7ZcpN9o
翼を広げ、放つはほのおタイプの大技。赤熱された空波がグレイシアへと迫る。
だけに留まらず、さらに拡散。熱気は理亞とムウマージをも包み込む広範囲!
点ではなく面で焼き払う。ダブルバトルでも用いられる事の多い強力な技を習得させていて、善子とドンカラスの成長は傍目にも著しい。


以下略



696:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 15:12:43.96 ID:ha7ZcpN9o
理亞「……」


濛々と煙る視界の中、理亞は善子と花丸の戦力に考察を馳せる。
ドンカラスは“ねっぷう”を自力では習得しない。教え技としてわざわざ覚えさせなければ使えるようにならない技で、つまり津島善子はポケモンを漫然とは育てていない。
以下略



697:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 15:18:56.37 ID:ha7ZcpN9o
さておき、算段は成った。
ムウマージで陽動を掛け、グレイシアを本命に。
氷の一撃で先ずはドンカラスを落とすべし。


以下略



698:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 15:19:25.53 ID:ha7ZcpN9o
理亞「…ふぁ…ッ、!“あくび”!?グレイシア!」

『シアアッ!』

『ぬおーっ』
以下略



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