過去ログ - 穂乃果「行くよ!リザードン!」
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729:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 16:16:42.22 ID:ha7ZcpN9o
瞬間、テレポートによる奇妙な浮遊感が三人を包む。
上下左右がごちゃ混ぜになるような感覚に襲われ、しかしその感覚はすぐに失せる。

希の力に掴まれていた喉は解放されていて、欠乏していた酸素を呼吸に取り込み…
眼下に、戦場と化したロクノシティが見えている。
以下略



730:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 16:17:10.66 ID:ha7ZcpN9o
真姫「希……っ」

希「………恨んでええよ」

真姫「必ず、あなたを助けるから!!」
以下略



731:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 16:18:44.04 ID:ha7ZcpN9o
三人がぶつかったのは地上ではない。
水面へと叩きつけられ、そのまま飲み込まれ、クリアな水中へと沈んでいく。
いくら水への落下とはいえ、相当な距離を落下していた。普通ならば全身の骨が砕けて即死だろう。

だがその水は随意に制動されていて、まるでクッション。
以下略



732:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 16:20:06.95 ID:ha7ZcpN9o
果南は力強く頷き、狂気に飲まれてしまった同僚を見上げている。
四天王の中では新参だが、人当たりの良い希とは既に仲が良い。果南にとってもこの対峙は、友人を救うための戦いでもある。

対し、希にとってこの会敵は想定内。覇気に満ちた果南の接近を、数分前から感じ取っていた。
真姫たちを“サイコキネシス”で即座に殺めることもできた。
以下略



733:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 16:20:57.65 ID:ha7ZcpN9o



にこ「ぐ…げほっ…!」

以下略



734:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 16:21:31.06 ID:ha7ZcpN9o
腹立たしげに呟き、闘志は未だ健在。

熟年刑事ならここで気付けにタバコをふかすか、スキットルからウイスキーを一口、そんな場面だろうか。
だがにこはそんなオヤジ趣味なものは嗜まないので、風邪気味の時に買ったままコートの内ポケットに入れっぱなしだったロキソニンを数錠口に放り込んでガリゴリと噛む。
痛み止めだ。多少はマシになるかもしれない。骨折だのの激痛を抑えられるかは微妙だが。
以下略



735:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 16:22:22.16 ID:ha7ZcpN9o
蹂躙劇は酸鼻を極めている。

市中、ミュウツーの念波動に倒壊したビルは二十に迫る。
戯れに車両を空へと放り、ハイウェイへと圧を掛けて横倒しに。
交通の要衝、幹線道路へと掌を落とせば凹み、大陥没。
以下略



736:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 16:22:57.24 ID:ha7ZcpN9o
それに、この女の言う通り、壊されるのは体だけではない。
ことりが歪んでしまったのは非力なうちに綺羅ツバサと接触してしまったせい。
海未もオハラタワーでの敗北が心に棘として残り、危うくマイナスへと傾きかけていた。

言うなれば害種。触れただけで全てを負へと引き込む暗黒星。
以下略



737:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 16:25:10.25 ID:ha7ZcpN9o
にこ(うぎゃあ!!こ、鼓膜がやられる!!)


にこは身を伏せ、その前にメガクチートが立ってトレーナーを守っている。
耳を塞がずにはいられない、チェーンガンの砲火はそれほどの轟音!
以下略



738:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 16:25:36.69 ID:ha7ZcpN9o
遠隔バリアとは別にもう一枚、バリアを“着ている”。
それはオハラフォースの情報にもない能力、ヘリ内に動揺が走る。
彼らは手持ちのデータを大幅に修正しなくてはならない。
ミュウツークローンは綺羅ツバサとの精神リンクで、力だけでなく卓越した技術をも身に付けているのだ。

以下略



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