803:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 18:30:30.89 ID:ha7ZcpN9o
三人の中で凛が唯一、ミカボシ山でデオキシス統合体と直接交戦している。
その猛威を身に染みて知っていて、そして今、デオキシス全身にエネルギーを纏わせた状態から解き放とうとしている技を知っている。
それは山で、凛と穂乃果とダイヤの三人を昏倒へと追い込んでみせたエスパーエネルギーの爆発的大解放。
804:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 18:31:28.36 ID:ha7ZcpN9o
辛うじて形状を保った水球、その中はジャグジー風呂のように乱舞する泡に覆われていて視界は不明瞭。
果南が負けてしまえば希が解き放たれる。
それは今の真姫たちにとって死刑宣告にも等しく、ひいては終焉のトリガーに…
805:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 18:32:03.64 ID:ha7ZcpN9o
希(“テレポート”、そしてまた“テレポート”!波動はカイオーガに止められる。なら、直近で手の届かない場所に飛ばして詰みや!!)
メガフーディンもまた、デオキシスには及ばずとも速い。
全てのポケモンの中でトップクラスの速度が二体、それこそ東條希の脅威!
806:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 18:32:32.72 ID:ha7ZcpN9o
果南(“ハイドロポンプ”!)
『カメェッックス!!!!』
807:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 18:33:37.52 ID:ha7ZcpN9o
果南(変だな、わざわざメガフーディンを守備に戻らせた)
違和感を覚えている。
鞠莉に、様々な評論家に、ひいてはネットなどでファンからもアキバ地方きっての脳筋プレイヤーと評される果南だが、決して地頭が悪いわけではない。
808:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 18:34:05.20 ID:ha7ZcpN9o
真姫が思考を巡らせている間も、果南と希の激闘は続いている。
ダメージを負った果南の泳ぎの速度は落ちている。
それを希は鋭敏に察知していて、再び自らの不可視の腕で果南を水中に追い立てる。
それを縦に横に、万全のコンディションからは遠い状態の果南は避け続けている。
809:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 18:34:31.99 ID:ha7ZcpN9o
それぞれカイオーガとデオキシスの力で全員への感電を防いでいるが、電熱に水球は猛烈な加熱を得る。
初めは冷たかったバトルフィールドも、既に熱めの温泉ほどの熱を帯びている。
希が水中に身を浸してから既に二分は経過、希の肺に酸素は残り少ない。
対し、果南もまた失血に視界を揺らがせる。毛穴すべてがズクズクと痛んでいるような錯覚。実態は水を伝導したサイキックの余波に血管が痛んでいる。
810:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 18:35:22.69 ID:ha7ZcpN9o
休戦は泡が収まるまでのほんの十数秒、真姫が“特殊な経緯”を今は語らない。語る時間がない。
ただ内心には、博士として耳にして驚かされたその話が蘇っている。
カイオーガと果南の出会い、それはGTS(グローバルトレードシステム)だ。
811:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 18:35:56.66 ID:ha7ZcpN9o
真姫(冗談みたいな話だけど…でも、学術的には大きな価値がある)
アローラ地方、ウルトラビーストの一件で明確になった事実。この世界とは別の世界が存在している。
UBたちはウルトラホールという空間の歪みを通り抜けて現れていて、そこを抜けた先にはまるで別の世界が広がっているのだ。
812:名無しNIPPER[sage saga]
2017/03/25(土) 18:36:34.01 ID:ha7ZcpN9o
果南はデオキシス打倒の戦術を固めている。と言っても、誰しも土壇場に頼るのは自分のやり方。
戦術とは名ばかり、結局のところやりたいことを押し通す、それだけだ。
手番?段取り?七面倒臭い!
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