過去ログ - ウルトラマンオーブ −Episode EX−
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名無しNIPPER
[sage saga]
2017/04/07(金) 19:03:14.09 ID:Rq6PUXgG0
ブレーメは天井に向けていた目を向かいのガイに戻した。
ブレーメ「ガイくん。君はこれまで何をしていたんだい」
ガイ「色々」
ブレーメ「ふふっ。八年前も同じことを言っていたな。あの時君はまるで浮浪者のような恰好で森から下りてきて……」
ガイ「お恥ずかしい話です」
ブレーメ「実は君について考えていたことがあってね」
ガイ「何です?」
ブレーメ「君、ここに来る前は日本にいたんじゃないか?」
ガイ「……よく分かりますね」
ブレーメ「八年前、君がこの街にやって来た頃の話だ。森の方角から雷鳴や地鳴りのような轟音が聞こえてきたことがあった。この話はしたかな」
ガイ「聞きました」
ブレーメ「日本で起こった事件の数々を知って思ったんだよ。あの轟音も、怪獣と巨人が戦っていたからではないかとね。そしてその直後、君が現れた」
煙草を灰皿に押し付け、ブレーメはガイの目を見た。
ブレーメ「ここから先は私の勝手な想像になるが、ガイくん、君はまさか――」
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