過去ログ - これから日記を書く 七冊目
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437: ◆e6bTV9S.2E[saga]
2017/09/21(木) 01:19:12.64 ID:VrJYlPj+0
「…音をぶつけるよ」

持っていた爆竹に火をつけて、投げ捨てる。目の前で火花が爆ぜたにも関わらず、そこから音は聞こえない。その代わり、正面にいるゾンビ達が何かにぶつかった動きをして、その動きが鈍る。

それに合わせて西切がいくつかの矢を放ち、その急所を貫く。音の打撃によって動作が鈍ったか、それとも各エリアで発生している戦闘の処理が、パラノイアでも追いつかないのか。それは今のところ、定かではない。分かっているのは、群れに亀裂が入った。その事実だけだ。
以下略



438: ◆e6bTV9S.2E[saga]
2017/09/21(木) 02:15:36.12 ID:VrJYlPj+0
ハンターは薄暗い闇の中にいた。奇妙なほどゾンビがいない状況でバリケード内を歩き、招かれるように訪れたのは地下道だった。大型駅に直通する大きなそこの左右に、店舗などが見受けられる。

ここだなと直感したハンターは、愛用のチェーンソーを起動させる。ガソリンの匂いが、ちょっとした閉鎖空間に紛れ、動作音がこだまする。そして用意しておいた懐中電灯を、床に置き、非常灯で淡く見える通路へ向けて点灯させた。

その向こうにいたのは、ゴーレムゾンビで出来た壁と、そこから飛び出してきたクローゾンビの2体だ。奇声をあげながら走り、爪が同時に迫るのをそのデルフィアで防ぐ。力比べは流石に分が良いとはいえず、爪を掴んで1体を引き倒した。
以下略



439: ◆e6bTV9S.2E[saga sage]
2017/09/21(木) 02:32:24.15 ID:VrJYlPj+0
>>434
まぁ、しいて言うなら生存者無双かな? 一部の連中がそうなだけだけど。

>>435
やってるところをみたけど、距離を取るよりはそのままスパイク部分を顔面にシューって感じかな。


440:名無しNIPPER[sage]
2017/09/21(木) 09:52:43.41 ID:u/BrUdG50
乙!
チームプレイな場面は今のところ気楽に読めるけど、ハンターさんの場面は肝が冷えるわ


441:名無しNIPPER[sage saga]
2017/09/21(木) 16:47:49.23 ID:z494DeKb0
俺にとって、チェーンソーと言えば、ジェイソンか神殺しか、ぶっぽるぎゃるぴるぎゃっぽっぱー!のアイツなんだよなぁ……だから何だって話だけどw


442: ◆e6bTV9S.2E[saga sage]
2017/09/26(火) 00:54:25.25 ID:6mGBQyww0
>>440
まぁ、ワンマンプレイだからねぇ

>>441
なんとまぁカオスなキャラ・・・
以下略



443:名無しNIPPER[sage]
2017/09/26(火) 05:30:12.47 ID:me2XJUlL0
なっ、なんと。お大事に


444: ◆e6bTV9S.2E[saga]
2017/09/28(木) 02:44:58.29 ID:JdAL7+gC0
『ロッサ、準備はできてるな?』

通信越しで友人であるエクスが、ロッサに入力された文字(じょうほう)で話しかけてくる。ロッサもそれに対して、文字入力にて完了している旨を返答した。目標は監視カメラにて確認したゾンビの群れ。走り抜けるジープに井門と佐田が乗っているのを確認しており、その後へ向かって移動していることから、何らかの事情で2人はロッサと同じ遊撃を行っているとサポートチームは判断した。

それならば、アンドロイドであるロッサならば、勘付かれずにその本体の横腹に攻撃を仕掛けることができると判断し、ロッサは全速力で廃墟の都市を駆け抜けている。
以下略



445: ◆e6bTV9S.2E[saga]
2017/09/28(木) 03:24:33.20 ID:JdAL7+gC0
射撃に関する基礎は、はっきり言うなら人間用のものだ。ロッサのように両足がキャタピラになっている人間などいない。的を使った射撃による調整は行ってきたが、俊敏とは言えないまでも動くゾンビが今は対象だ。

ほとんどのことが初めてのロッサにとって、全てのことが素早い情報処理を要求される。人間でいうなら高度な数式を暗算しながら精密な動作とその学習を要求される、そんな状態なのかもしれない。もしかするなら、すでに赤子の頃に人間、いや生命はその経験を経て、成体となるのだろうか。

無機物の赤子は、ゾンビの群れに距離100mの位置から両手にそれぞれ持つアサルトライフルの銃口から、火花を咲かせた。
以下略



446: ◆e6bTV9S.2E[saga]
2017/09/28(木) 03:48:53.58 ID:JdAL7+gC0
都市内の戦闘の激化が、各地から聞こえてくるわずかな音で知らしめるようだ。保安官との合流を急ぐ回収班の2人も、覚から聞いたエリアに向けて急いで移動していた。

拠点から大型駅エリアまではどうしても距離がある。その手前のエリアにいると言っていたとはいえ、時間はかかる。合流できるかははっきり言うと確実ではない。むしろここまで音が聞こえてきているのなら、その音の1つが保安官の可能性もある。

「止まれ!」
以下略



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