594: ◆e6bTV9S.2E[saga sage]
2018/01/04(木) 03:09:14.48 ID:9tnW2YaV0
>>592
うん、よろしく
>>593
日常っていうとほのぼのなイメージあるよね
595: ◆e6bTV9S.2E[saga]
2018/01/11(木) 02:52:12.47 ID:wZdEaKX50
回収組とロッサもまた、工作班が最初に破壊したバリケードにて悪戦苦闘していた。こちらにも当然、ゾンビの群れが押し寄せていて、バリケードの確保を進める為、文字通り障害としていつも通り立ちふさがっている。
もちろん、それに対しての戦闘は主にロッサが行い、支援はフェイ。平山は破壊されたバリケードの整備及び再構成。人数の不足はどうしようもない、そして繰り返しになるが拠点に属する者に『何もしない』という選択肢はない。
「(く、想定以上にまだゾンビがいる…!)」
596: ◆e6bTV9S.2E[saga]
2018/01/11(木) 03:21:30.05 ID:wZdEaKX50
フェイの目には、建物の屋上の端にしゃがみこむジャンピングゾンビの姿が見えた。それは、猫科の動物のように飛びかかる姿勢を見せている。もちろん、それは特技の飛びかかりの予兆。
視線を向けた先、ジャンピングゾンビも同様に見ているその場所、平山はバリケードの設置を急ぐあまり、今置かれている状況を把握できていなかった。サイドブレーキを下した自動車を移動させて、今自分に攻撃が降りかかるとは露ほども思っていない。
それに気づいたフェイが声をあげ、同時にジャンピングゾンビが跳ねる。顔を上げる平山が見たのは、途中で顔がはじけ飛び、地面に落下したジャイアントゾンビと、反射的に上げた盾に付着した肉片。
597: ◆e6bTV9S.2E[saga sage]
2018/01/11(木) 03:27:27.29 ID:wZdEaKX50
ここまで。
自分の役割はこれを書き切ることなんだろうなと、何となく思う。
とりあえず、いろいろあった。それだけです。
598:名無しNIPPER[sage]
2018/01/11(木) 09:44:49.06 ID:0qA6ZX+20
新年から忙しいだろうという所に隙を見ての更新、ありがとうございます!
それにしても平山さん、ヤバいとこだったな
599:名無しNIPPER[sage]
2018/01/12(金) 00:19:01.26 ID:E19itHCX0
保安官キター!
600:名無しNIPPER[sage]
2018/01/13(土) 03:38:34.67 ID:IOvpopdn0
でも想定以上には居るらしいから、カバーしきれるのかどうか……
601: ◆e6bTV9S.2E[saga]
2018/01/14(日) 01:47:43.93 ID:pO+fsYIv0
井門と行商が合流した工作班は、勢いに乗り3つ目の破壊に成功する。これだけの脱出候補を用意すれば、工作班としての役目は果たしたと言っていい。バリケード破壊の報告の後、防御に向いた塀に囲まれた建物に入り、防衛態勢を維持したまま、全体的に小休止を取る。
工作班として考えられる行動は2つ。このままバリケード前に残り、そこに残存するゾンビを可能な限り処理すること。あるいは、バリケード内部に突入してパラノイア討伐に加勢する。
小休止をやっととれたという状態で、メンバーの消耗が激しいのは事実だ。ここまでのバリケード破壊をノンストップで行えた事自体が、強行軍という行動に他ならない。そう考えるならば、このままバリケード前に残る方が無難だ。
602: ◆e6bTV9S.2E[saga]
2018/01/14(日) 02:15:55.06 ID:pO+fsYIv0
「バリケード内部に突入します。危険も皆さんの消耗も承知していますが、パラノイアが持つ戦力、それを自由に使わせること、それが最も我々を危機へと導くと判断します」
「……。全員、持ってる武器のチェックを、10分後出発。でいいですか、山中さん」
えぇと、肯定を井門に彼女は返す。疲労の色は隠せはしないが、全員にこの決定へ関して不満や反対の様子は見えない。むしろそれが当然であるかのようにも見える。
603: ◆e6bTV9S.2E[saga]
2018/01/14(日) 02:50:49.32 ID:pO+fsYIv0
「もう少々だけお付き合いいたしますよぉ。もしお入りのものがございましたら、この間でお売りいたしますがいかがいたしますかぁ?」
「…やめとく、すでに高くついてそうだからな。わりぃが、そっちはそっちで身を守ってくれ。あんたらの戦い方は知らないからな」
身を護る術は心得ていると言って、社長は課長と平を連れて外へと出ていく。恐らく、愛用の装甲車で準備が必要なのだろうと考え、井門は特に止めなかった。問題は、どこまでその助力をこちらに押し付けてくるか。後々の交渉に悪影響がない事だけを、祈った。
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