631: ◆e6bTV9S.2E[saga]
2018/02/06(火) 16:51:43.60 ID:w2bVecPQ0
明確な一撃を与えられない苛立ちからか、上位種は再度一ノ瀬に攻撃を仕掛けようとして、後方にいる井門へ飛びかかった。フェイント、本能的な動きをすると思っていた相手だけに、誰しもその行動に虚を突かれた。
「なめんな!」
だが、仕掛けた相手が悪かった。井門は自身が持つバランス感覚のおかげで、メンバー内で最も状況分析に長けている。簡単に不意をついたぐらいで動揺する人間ではない、それさえも最悪の1つとして片隅に置いておいたものの1つ。予期しているなら、人は動ける。
632: ◆e6bTV9S.2E[saga]
2018/02/06(火) 17:36:11.63 ID:w2bVecPQ0
この短い戦いも、あと1体の上位種を処理することで完了する。飽きもせず、奇声を上げながら最後の上位種はイージスの盾を叩きつけている。EVEはそれを、何事もないような無表情のまま抑えていた。
「フェアリー、僕が動きを止める。止まったら攻撃するんだ」
「あいあいー」
633:名無しNIPPER
2018/02/06(火) 17:56:01.90 ID:/gAmhNF60
30歳にして人生=経験無から卒業、三次元女子といちゃこら中のワイがお前らにいい方法教えてやる。
コレ↓ならどんな根暗野郎でも女ゲットできる。後は飯代があればOK。
goo.gl/8B5Uf7
634: ◆e6bTV9S.2E[saga]
2018/02/06(火) 19:49:17.83 ID:w2bVecPQ0
「…スラッシャーからの新たな変異。エクスから共有のあったオーガも、マッスルゾンビからの亜種ではないかもしれませんね」
戦いにおける状況の確認と、武装のチェックを兼ねて、工作班は小休止を取っている。その間に山中と井門は、今回の上位種について調べていた。その他のメンバーも、思い思いに武器のチェックや警備を行っている。
その光景を行商の社長が眺めていた。そのきびきびと動く様は、恐らく合流する前から変わっていないだろうと予想できた。そして、つい先ほどまでの戦いぶりを見ても、今まで接触したどの勢力よりも凶悪な力を持っていることを、想像ではなく実感として理解する。
635: ◆e6bTV9S.2E[saga sage]
2018/02/06(火) 19:54:52.49 ID:w2bVecPQ0
ここまで。行商さんがなんでかずっといますよ。
636:名無しNIPPER[sage]
2018/02/07(水) 05:50:12.87 ID:w2MMImFu0
乙!
やー、本当凄まじいな。味方も敵も。まぁどっちにとっても大一番だから、こうなるのが自然なんだろうけれども
637:名無しNIPPER[sage]
2018/02/07(水) 09:43:47.68 ID:u8fM3L5d0
ここでは吸血鬼になると白髪になるのか。まぁ、にょきっと生える城に住んでる某CV若本の吸血鬼さんも白髪だし、そんなもんなのかな
638:名無しNIPPER[sage]
2018/02/07(水) 14:03:37.19 ID:HlOd/STI0
「飛んじゃえー!」の無邪気感好き
639:名無しNIPPER[sage]
2018/02/09(金) 14:03:46.16 ID:0mmy7nTf0
そういやトムさんとか今頃何してるんだろうなー
640:名無しNIPPER[sage]
2018/02/10(土) 06:09:26.86 ID:1CSOgW5l0
サムじゃなかった?アカンもううろ覚えや、あのバッタ?的になっちゃった人
641: ◆e6bTV9S.2E[saga]
2018/02/10(土) 16:37:34.94 ID:xWIuVaym0
それぞれの準備が終わり、工作班は侵攻を開始する。放浪者や強襲班がどこで戦っているのか――そもそもハンターがこのエリアにいることさえも――知らない彼らに、向かうべき場所はわからない。
しかし、あらためて向けられるゾンビの群れを考えれば、それだけでも彼等の手助けになることは確実だった。
「やはりか…」
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