過去ログ - これから日記を書く 七冊目
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645: ◆e6bTV9S.2E[saga]
2018/02/10(土) 17:12:32.80 ID:xWIuVaym0
ゆっくりと近づいていく。珍しくチェーンソーを起動させることもなく、それこそ淡々とした様子でハンターはその変異体に近づいていく。褐色肌の、アクスマンやソードマンの亜種と同類と思われるそれは、その彼に反応することはない。

だが、抵抗と思われるゾンビや変異体がハンターの入ってきた出入り口から、殺到してきた。いつもなら好戦的な態度を示す彼が、今に限ってどこかその状況を他人事のように見ている。もちろん、戦意を失ったわけではないが、処理する時のそれも普段の激しさはなかった。

説明するまでもなく、ハンターが全て処理し終えた後。亜種、いやブランクへと近づいていく。首を切断できるまで、あと一歩というところで、頭に叫びが叩き込まれる。
以下略



646:名無しNIPPER[sage]
2018/02/10(土) 17:19:21.41 ID:VenNAOPx0
もしかして、いつかの攫われた人……かなぁ
パラノイアは父親気分だったんだろうか?


647: ◆e6bTV9S.2E[saga sage]
2018/02/10(土) 17:19:39.14 ID:xWIuVaym0
>>636
総力戦だからね。仕方ないね

>>637
何が理由って訳じゃないけど>>1がそういうイメージなのが強い
以下略



648: ◆e6bTV9S.2E[saga sage]
2018/02/10(土) 17:21:17.09 ID:xWIuVaym0
>>646
ヒント。パラノイアの類似性。
多分これでパラノイア(というかもうキングなんだけど)の厄介さが1つわかるかな。


649:名無しNIPPER[sage]
2018/02/10(土) 17:25:01.79 ID:waMJ7X630
成長(進化)で操れなくなる……一人立ちって事、なのか?


650: ◆e6bTV9S.2E[saga]
2018/02/12(月) 02:38:13.07 ID:1VdT/0ou0
放浪者は大型駅に隣接するホテル内部にいた。大型駅の商業施設にいないと、感じたのが理由だ。その事自体に理由は、いつも通りに。あえて言うなら、いつもの勘。

しかし、その上で彼はキング(パラノイア)を追いつめていると、ホテルの中に入って確信を持てた。何故なら、自分に対する抑えきれない怨嗟をひしひしと感じることができるから。それは何も不思議なことは何もない、今までしてきたことが、そのまま答えとして向けられた感情。

ウェーブソード・デュエルを抜き身のまま、階段へ飛び移る。飛び前にいたのはホテルのロビー、真ん中正面に3基のエレベーター、その左横に4階まで続く階段。右手はホテルの出入り口で、後ろの右にフロントと大型駅に直通する出入り口がもう1つ。真ん中には待合にも着ける革張りのソファーとガラス机が何組と、その横に観葉植物がある。
以下略



651:名無しNIPPER[sage]
2018/02/12(月) 16:50:44.58 ID:idUm5Xd10

ひっっさびさの放浪者サイドだね


652:名無しNIPPER[sage]
2018/02/12(月) 18:39:34.88 ID:5B/z3Qxv0
放浪者キター!
お前を待ってたんだよ!


653: ◆e6bTV9S.2E[saga]
2018/02/13(火) 03:04:39.84 ID:vTnLQEDY0
予定調和としてゾンビは放浪者へ対して、壁として向かってくる。室内は、当然のことながら行動に制限がかかる。幸いなことに、このホテルはゆったりとした広い作りになっており、放浪者からすると頭上はがら空きだった。

順当にキングに近づいている確信をもって、ゾンビの群れの上部を通り越し、そのまま真っ直ぐ進む。もはや、変異体にすらも放浪者は気にしていない。あるのは、キングを処理する一点。それが彼のすべき事であり、彼だからこそできると、信じられていることだ。

行き止まりの先には、非常階段を示すラベルが扉の上部に張られていた。扉が開錠されているのをドアノブを回して確認した後、蹴破ってすぐ横の壁に回りながら移動すると、矢が数発その向こうから飛んできて、何本かが壁に突き刺さった。
以下略



654: ◆e6bTV9S.2E[saga]
2018/02/13(火) 03:38:40.22 ID:vTnLQEDY0
非常階段内は螺旋階段になっており、真ん中が吹き抜けになっている。放浪者の動きを読むように、吹き抜けを通って上部に移動しようとした瞬間、その経路を狙って銃弾が撃ち込まれた。

彼が上部を見ると、羽毛付きのフードがついた白色のコートらしきものを着た、褐色肌の赤い目をした変異体が、柵から身を乗り出して持っている拳銃を使い、こちらに発砲している様子だった。

「…捉えたぞ」
以下略



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