過去ログ - これから日記を書く 七冊目
1- 20
734: ◆e6bTV9S.2E[saga]
2018/03/01(木) 00:25:45.13 ID:UTKXfdDA0
「ねぇ、勝」

いつも通り優しく、覚は声をかける。あの戦いがあった後だというのに、彼もまた、なんでもなかったように携帯ゲームで遊んでいた。

「もし、ね」
以下略



735: ◆e6bTV9S.2E[saga]
2018/03/01(木) 01:33:52.09 ID:UTKXfdDA0
「フェアリーねむねむだよー…」

そう言いながら、フェアリーは放浪者のベッドの上でごろごろしていた。今日の一日は、精神が幼くなった彼女には少し騒がしい一日ぐらいのものにしか、映ってないのだろう。

風虎が、そのフェアリーの様子をジッと見つめている。その眼差しは、小間城が風虎がここにやってきた時と同じ眼差しだった。
以下略



736: ◆e6bTV9S.2E[saga]
2018/03/01(木) 02:10:59.08 ID:UTKXfdDA0
EVEにとって、夜間の警備の時間は1人、思考に没頭する時間でもある。昼間、探索組をメインにして拠点の人間と関わる。創作物(しょうせつ)を読み、仮定の人間を通して理解を深める。

EVEの中に眠る、天才山海の、いわば原初の思い出。0と1の中で、打ちこまれる言葉だけでの日々。そして今の、現実に直接影響を与え、そして与えられる日々。自分にない方される、映像(きおく)。

EVEとしてのすべてが解放され、高度な自我が目覚め、それが自身の自我として確立されようとしている今、幼子の疑問のように、EVEはその違いがなんであるかを考え続けていた。結果(けつろん)は当に出ている、しかし、自我がそれを肯定しようとせず、アンドロイド。AIが解を出せないという事態に陥っていた。
以下略



737: ◆e6bTV9S.2E[saga sage]
2018/03/01(木) 02:15:26.72 ID:UTKXfdDA0
>>733
小林ちゃんについては、ある意味で拠点が唯一関わった犠牲者の側面があるからねぇ・・・。


738:名無しNIPPER[sage]
2018/03/01(木) 16:07:55.92 ID:hoRnh8de0
ああ、穏やかな時間って良いなぁ……。


739: ◆e6bTV9S.2E[saga]
2018/03/02(金) 13:30:53.13 ID:j04BEN5q0
「なんか、なんか納得いかないス」

「お前は何を言ってるんだ…」

フェイは不満そうにしているのは、今回の戦いで彼女だけが唯一負傷したこと。後は、もはや単純に殺されかけたのと、ドローンさえも破壊されたことだ。一番割を食った、と言ってもいいだろう。
以下略



740: ◆e6bTV9S.2E[saga]
2018/03/02(金) 15:17:48.77 ID:j04BEN5q0
氷がグラスの中で音を立てる。それから、クルクルとグラスの中に入った氷と、ウィスキーを静かに回してから、佐田は一口含む。良い匂いを楽しんでから、それを呑みこんだ。

彼がいるのはモーテルの一室、キッチン兼待合室になっているそこのテーブルには、今置いたロックグラスと、ここに来てからずっと書き起こし続けている図面が並べられている。もうすでに、これからに向けて動き出していた。

「ふん、気になるのか?」
以下略



741:名無しNIPPER[sage]
2018/03/02(金) 15:19:37.78 ID:1P42Wp5oo
ここか


742: ◆e6bTV9S.2E[saga sage]
2018/03/02(金) 15:20:09.93 ID:j04BEN5q0
>>738
いいよね


投稿ミスさえやらかさなければ・・・。タブ管理止めようかなぁ・・・。


743:名無しNIPPER[sage]
2018/03/02(金) 19:52:35.31 ID:VGhwBI+m0
乙!
動物的には、EVEから生命の気配がしない事は、どう感じられているんだろう?


1002Res/657.95 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice