過去ログ - これから日記を書く 七冊目
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91: ◆e6bTV9S.2E[saga]
2017/04/30(日) 01:28:13.46 ID:e4Y5Z9kT0
「…2人は?」

DJフレンドはわずかに思案して、フェアリーとエコーは用意した部屋で休んでいると答えた。そして軽く、フェアリーを見てどのメンバーも驚いていたと軽口をたたいてみるが、放浪者が表情を崩さないままなのを見て口を閉ざす。

「…すまない。後は3人組も用意された部屋というところか」
以下略



92: ◆e6bTV9S.2E[saga]
2017/04/30(日) 02:13:20.57 ID:e4Y5Z9kT0
探索組は、当然放浪者不在のまま、警察署エリアの緩衝地帯確保の任務を進めていた。日は昇り、昼になるかならないか程度と、井門は考えながら周囲を見回す。今いるのは井門を主体とした一ノ瀬、林道の3名の班だ。役割は集合地点の確保とその周囲の探索といったところ。

今は集合地点に彼1人だけ、残った2人が周囲を探索している為だ。安全そうに見えるが、実はそうでもない。一番怖いのは銃を持った生存者、言葉を正せば略奪者だ。狙い撃ち出来るような場所で黙っていれば、ホールドアップは間違いなしで、だからと言って回収した物資を盗られるのも癪。

なので、定期的に周囲を確認しつつ、適度に集合地点を動き回る。適度な緊張を維持できるというのは、優れた兵士と言えるだろう。油断をしている素振りは、一切見えない。
以下略



93: ◆e6bTV9S.2E[saga sage]
2017/04/30(日) 02:21:06.17 ID:e4Y5Z9kT0
>>86
その前のひとまずの休憩です

>>87
れっつぱーりぃー!! 
以下略



94: ◆e6bTV9S.2E[saga]
2017/05/01(月) 02:52:44.29 ID:ZRCdqGsh0
素早く丁寧に、一弾一弾をゾンビの頭部に滑り込ませる。このあたりは制圧が終わり、ここまでのゾンビがいるはずはない。潜んでいた、と考えるのが無難だろう。そんな策を実行してくる相手は、パラノイアか例のコマンダーゾンビの亜種のどちらか。

井門は、あの警察署包囲網時以外でも戦っている経験から、この理知的さはパラノイアにはないと判断して、亜種が襲ってきていると判断していた。となると、自分は徐々に包囲されていると考えるべきかと、いったん射撃を止めて周囲を見回す。

「(…。いねぇな)」
以下略



95: ◆e6bTV9S.2E[saga]
2017/05/01(月) 03:13:02.27 ID:ZRCdqGsh0
「急がなきゃ!」

発砲音が聞こえた2人、一ノ瀬と林道は集合ポイントへと走っていた。井門の戦闘スタイルは、あまり音が出ないよう、基本はサプレッサー付きの拳銃とナイフで戦うことが多い。発砲をするということは、その音によって後々ゾンビが集まる可能性を差し引いても、必要な状況ということだ。

それがなんであるかは、2人も大方察しはついている。だから、最も近くにいる自分達がそこにたどり着く必要がある。
以下略



96: ◆e6bTV9S.2E[saga]
2017/05/01(月) 04:42:10.16 ID:ZRCdqGsh0
厄介なのは、コマンダーゾンビの指揮下にいるからか、マッスルゾンビの動きは通常よりもいい。巨大すぎる筋肉が肉体のバランスを崩した結果、緩慢な動きをするのがもはや常識。それを覆していることになる。

距離が取れている間に、一ノ瀬がボーガンの矢を装填している。林道も、その隙に横へ立つ。

音を気にしなければ、2人とも拳銃は所持している。しかしながら、的確に当てる技量は持ち合わせていない。これからのパラノイア戦のことを思うと、無駄遣いは避けたいという余裕が邪魔な形で2人に残っていた。
以下略



97: ◆e6bTV9S.2E[saga sage]
2017/05/01(月) 04:59:50.63 ID:ZRCdqGsh0
ここまで。あっちもこっちも大騒ぎである。


さて、投票結果です。とりあえず、一位が出せる程度にはご参加いただきました。では発表。

以下略



98: ◆e6bTV9S.2E[saga sage]
2017/05/01(月) 05:08:50.90 ID:ZRCdqGsh0
あっと、忘れてた。もう一つの質問の方はその内の悪だくみに使わせていただきます。ではでは


99:名無しNIPPER[sage saga]
2017/05/01(月) 23:28:04.24 ID:YCmxXfaS0
まじかー。悪だくみに使われちゃうのかー


100: ◆e6bTV9S.2E[saga]
2017/05/02(火) 01:57:18.42 ID:ITomGg4V0
ホイッスルを取り出し、大きく息を吹き込む。甲高い音が周囲に広がっていく。この状況下で支援にすぐ来られそうなのは、高速移動が可能になった山中、身体能力が強化された佐原。井門は当然交戦中。

援護がすぐに来るわけではないことを察し、一ノ瀬は吹く覚悟を決めた。一番まずいのは、互いの状況がわからないこと。そして何より、人数的な意味では井門よりもこちらの方が多い。それがたった1人であろうとも。いや、1人で出来ることが限られるなら、誰かいることはとても力強いことだ。

「やりましょう!」
以下略



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