121: ◆n0ZM40SC3M[sage saga]
2017/04/10(月) 17:08:21.43 ID:LzjXz4kL0
  
  
  
 現在の悪魔の武器は不定形で各人が好きに実体化させているし、 
  
122: ◆n0ZM40SC3M[sage saga]
2017/04/10(月) 17:08:49.08 ID:LzjXz4kL0
  
  
  
  
 天使と悪魔の間で争いが起これば、まず急所である輪っかや角を狙うだろう。 
123: ◆n0ZM40SC3M[sage saga]
2017/04/10(月) 17:10:22.18 ID:LzjXz4kL0
  
  
  
 私はこの事実を知ったときに、あるおぞましい考えが頭をもたげた。 
  
124: ◆n0ZM40SC3M[sage saga]
2017/04/10(月) 17:10:52.36 ID:LzjXz4kL0
  
  
  
 きっと今日、私はガヴにフォークをつきたてることになるだろう。 
  
125: ◆n0ZM40SC3M[sage saga]
2017/04/10(月) 17:11:21.66 ID:LzjXz4kL0
  
  
  
 「何、急に」 
  
126: ◆n0ZM40SC3M[sage saga]
2017/04/10(月) 17:11:49.77 ID:LzjXz4kL0
  
  
  
 「わざわざ正装なんて、しなくてもいいのに」 
  
127: ◆n0ZM40SC3M[sage saga]
2017/04/10(月) 17:12:15.63 ID:LzjXz4kL0
  
  
  
  
 前に掃除してからそれほど経っていないので、ガヴの輪はあまり黒ずんではいなかった。 
128: ◆n0ZM40SC3M[sage saga]
2017/04/10(月) 17:12:45.92 ID:LzjXz4kL0
  
  
 ここで立ち止まって何になる。 
  
 例えガヴの別れを我慢して乗り越えたとして、どうせもっと辛いことが待ち受けているに違いない。 
129: ◆n0ZM40SC3M[sage saga]
2017/04/10(月) 17:13:17.25 ID:LzjXz4kL0
  
  
  
  
 私は覚悟を決め、両手を振り上げ、フォークを実体化させる。 
130: ◆n0ZM40SC3M[sage saga]
2017/04/10(月) 17:13:45.47 ID:LzjXz4kL0
  
  
  
 ガヴの突然の叫びに、スイッチを切られたロボットのようにピタッと動きかけた手をとめた。 
  
167Res/133.17 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 
板[3] 1-[1] l20 
	このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
	もう書き込みできません。