過去ログ - 【咲-Saki-】京太郎「そんなオカルトありえません」【SS】
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1:名無しNIPPER
2017/04/18(火) 20:47:04.68 ID:Th9cVzA40
十月某日

とある金曜日

北海道


朝、エトペンの目覚まし時計が午前を十時を指す頃

私こと真屋由暉子は、布団の中でカッと目を見開き、眠りから覚ましました

今日は有珠山の高校の創立記念日。私はガバッと布団からとび起きて「天上天下唯我独尊!」と叫び、おどろうきっずのダンスをシャカシャカ踊って朝の運動をします

しかし創立記念日の休日だからといって朝からテンションを上げてみたものの、特にすることもありません

爽先輩と誓子先輩は受験勉強、成香先輩は家のお手伝いで揺杏先輩は長野へ旅行に行っています

朝食をはむはむと食べた私は、面白いことを探しに近くの公園へと向かいました



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2:名無しNIPPER[sage]
2017/04/18(火) 20:49:33.39 ID:Th9cVzA40
……




以下略



3:名無しNIPPER[sage]
2017/04/18(火) 20:52:08.35 ID:Th9cVzA40
暫くして子供達がいなくなった後、ホクホク顔で戦利品を勘定する情報屋さんに、私は近寄りました

「おはようございます」

私が挨拶をすると、彼はこちらに目を向け「おはよう」と返します
以下略



4:名無しNIPPER[sage]
2017/04/18(火) 20:52:56.47 ID:Th9cVzA40
……




以下略



5:名無しNIPPER[sage]
2017/04/18(火) 20:53:59.90 ID:Th9cVzA40

奥のカウンターには、小柄な老婆がポツンと座っています

もはやどこに目と鼻と口があるのかわからないほどシワクチャな顔をしたこの老婆こそ、迷宮堂の店主なのです

以下略



6:名無しNIPPER[sage]
2017/04/18(火) 20:54:28.70 ID:Th9cVzA40
「代わりといってはなんだけどね」

項垂れている私を見かねたのか、お婆ちゃんはカウンターから一冊の手帳を取り出します

ゴムで綴じられた、茶色く無骨で古い革製の手帳。なにやらおどろおどろしい不気味なふいんきが漂っています
以下略



7:名無しNIPPER
2017/04/18(火) 20:55:19.43 ID:Th9cVzA40
……




以下略



8:名無しNIPPER[sage]
2017/04/18(火) 20:55:57.34 ID:Th9cVzA40
京太郎の部屋


和「いつ来ても、男の方の部屋というのは不思議な感じがしますね」

以下略



9:名無しNIPPER
2017/04/18(火) 20:58:06.55 ID:hy23HyvW0
まさか安価で謎を解いていくあの人のスレか?


10:名無しNIPPER[sage]
2017/04/18(火) 20:58:53.57 ID:Th9cVzA40
『私はとある殺人事件に巻き込まれている

しかも、とても不可解な状況だ

こうして部屋に閉じこもっている間にも、私も命を狙われているかもしれない
以下略



11:名無しNIPPER[sage]
2017/04/18(火) 21:00:48.50 ID:Th9cVzA40
私が山小屋に入ってしばらくすると、雪が止んだようだ。明日には下山できるだろう

我々は暖炉を囲み、ポツポツと話をした。とはいっても、圭介と香苗が私に一方的に話しかけているだけだが

三人はこの辺りの小さな村の友人同士で、中学生三年生らしい
以下略



12:名無しNIPPER[sage]
2017/04/18(火) 21:02:11.43 ID:Th9cVzA40
二階の部屋は全部で6つ。それぞれ一部屋ずつ割り当てた

ちなみに、部屋は全部確認したが、誰もいなかったので我々は好きな部屋で寝ることにした

私は布団に入ると、泥のように眠った
以下略



13:名無しNIPPER[sage]
2017/04/18(火) 21:03:54.40 ID:Th9cVzA40
部屋にこもるか?いや、それだけでは心許ない

とにかく身を守るための武器が必要だ

私は武器を探しに台所に行く
以下略



14:名無しNIPPER[sage]
2017/04/18(火) 21:05:13.04 ID:Th9cVzA40
京太郎「ちょっとトイレに行ってくるわ」ガチャ




以下略



15:名無しNIPPER[sage]
2017/04/18(火) 21:06:49.53 ID:Th9cVzA40
和「私の空耳だと思っていましたけど、須賀君にも聞こえたんですね」ズズッ

京太郎「なにノンビリお茶をすすってるんだ!だって、あの音は……」

京太郎「首夜叉が……この手帳を読んだ俺たちの元に……」
以下略



16:名無しNIPPER[sage]
2017/04/18(火) 21:09:01.29 ID:Th9cVzA40
京太郎「でも現に首夜叉のものとしか思えない音が……」

和「んー」

和「暗示的なものでの集団催眠かもしれませんね」
以下略



17:名無しNIPPER[sage]
2017/04/18(火) 21:13:14.70 ID:Th9cVzA40
京太郎「ちょっと待てよ。もしこれがただの創作で首夜叉が行なった話で なら、真犯人はいない。って事になるんじゃないのか?」

和「そうですね。まあ真犯人がいれば、創作でない。という可能性も生まれるわけですが」

和「けれど、別に真実を探る必要はありません」
以下略



18:名無しNIPPER[sage]
2017/04/18(火) 21:14:53.62 ID:Th9cVzA40
京太郎「で、そのトリックって?」

和「それを今から考えるんですよ」

和「まず状況を整理すると、深夜10時に「私」と三人はほほ同じ頃に二階に行き、六つある部屋にそれぞれ泊まった」
以下略



19:名無しNIPPER[sage]
2017/04/18(火) 21:16:13.95 ID:Th9cVzA40
和「私はあくまで例をあげただけですよ。他に何かの理由があるのかもしれないし、ないのかもしれません」

京太郎「ない……?」

和「はい」
以下略



20:名無しNIPPER[sage]
2017/04/18(火) 21:18:10.56 ID:Th9cVzA40
京太郎「そんな……」



ぺたん
以下略



21:名無しNIPPER[sage]
2017/04/18(火) 21:20:03.97 ID:Th9cVzA40
京太郎「だんだん近づいてきてる……!」

和「でも、いい線をいっているかもしれません」

京太郎「え……?」
以下略



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