8:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/19(水) 23:27:21.21 ID:2z46TJqTO
(「前からずっと『本当になったら、本当にできたらいいなぁ』って思ってたことですから。夢見てた……なんて言うと少し大袈裟かもしれませんけど、でもそのくらい、叶えたいと願っていたことですから。だから、嬉しいです」)
(「叶えてもらえて。プロデューサーに、私のそれを」)
(「……ふふ」)
9:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/19(水) 23:28:01.81 ID:2z46TJqTO
それでも、こんなにたまらなくなってしまう。
はぁふぅ、息が荒れる。ドキドキ、胸が高鳴る。ぴりぴり、全身が痺れる。
建前の何もかもを投げ捨てて……後のこともプロデューサーの意思さえも考えずにただひたすら、したいようにしたくなってしまう。
10:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/19(水) 23:28:36.92 ID:2z46TJqTO
小刻みに震える濡れた指、両の太ももにぎゅうっと挟まれた腕。他の場所へは動かせない、動かしたくないそれとは逆、もう片方の腕を伸ばして掴む。私の肩の辺りへ置かれたそれ、何かを堪えるようにきゅっとネグリジェを摘まむそれ、プロデューサーの手を。
掴んで、そして引く。
もう寝言を装う余裕なんて無くて。だからもう何も誤魔化すことなく、引っ張る。ぐいっと、私の胸へと触れるように。
11:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/19(水) 23:29:27.21 ID:2z46TJqTO
(……本当は、もっと)
もっと強く、深く。押し付くだけじゃなくて、動いて。そうして触れてほしい。
12:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/19(水) 23:30:04.13 ID:2z46TJqTO
「…………え……ぁー……」
添わせたのとは逆の手。頭を優しく撫でてくれていた手の動きが固く鈍ったのを感じて……お酒に酔った私を膝枕しているだけ。酔って微睡んでいる私のすることはすべて寝言。膝枕するプロデューサーと、される私。……それを、そんな建前を必死で崩さないようにしながら、けれどそれを守る余裕を失くしていっている。私と同じ。プロデューサーも、少しずつ私を我慢できなくなろうとしてくれている。そんなプロデューサーを感じて心の中で微笑みが漏れる。もうそんなふうに表情を緩める余裕も無くて、実際の表情はそのまま。きっと熱に浮かされて興奮に焼かれたような、どうしようもなく爛れた表情のまま。微笑むことができたのは心の中でだけ、だったけれど。
13:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/19(水) 23:30:41.40 ID:2z46TJqTO
ねっとりと、ジャージの縫い目の一つ一つを余さず通してこの溢れて止まらない粘付く涎がプロデューサーへ届くよう。じっくりと、ジャージ越しにもそのプロデューサーの形が細かな皺や浮き出る管の筋まで感じられるよう。ねっとりと、じっくりと。時々唇で甘噛んで、ちゅうちゅう、と音を立てて吸い上げながらの口付けも交えつつ、そうして這わせる。
蕩けた心と身体で何度も。プロデューサーも、こうする私のように蕩けてほしいと想いを込めながら。
舐めて。咥えて。吸い付いて。そうして愛する。
14:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/19(水) 23:31:09.54 ID:2z46TJqTO
(……ふふ)
誘惑。
15:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/19(水) 23:31:47.17 ID:2z46TJqTO
「……あ、…………はぁ……」
ごぽ、と。溢れ出たそれ、私の涎とプロデューサーの液が混じったそれが零れ落ちる音。
16:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/19(水) 23:33:01.77 ID:2z46TJqTO
「プロ、デューサー……」
私を見つめ返してくれるプロデューサーの瞳、それがゆらゆらと揺れているのが分かる。
17:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/19(水) 23:33:53.33 ID:2z46TJqTO
以上になります。
お目汚し失礼しました。
18:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/19(水) 23:36:32.02 ID:2z46TJqTO
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