10:名無しNIPPER[saga]
2017/04/20(木) 09:54:18.11 ID:3NCWHtLa0
…………………
…………………
11:名無しNIPPER[saga]
2017/04/20(木) 09:55:25.52 ID:3NCWHtLa0
「ついてきなさい」
声がかかる。
12:名無しNIPPER[saga]
2017/04/20(木) 09:55:51.73 ID:3NCWHtLa0
隣の肇と顔を見合わせる。
肇は、わからない、というように首を振る。
13:名無しNIPPER[saga]
2017/04/20(木) 09:57:13.23 ID:3NCWHtLa0
おじいさんに連れてこられた先は工房だった。
後ろに続いて、肇も入ってくる。
14:名無しNIPPER[saga]
2017/04/20(木) 09:57:45.12 ID:3NCWHtLa0
……正直、備前焼の正しい工程はよくわからなかった。
以前に一度だけ、肇に勧められて挑戦したことがあるくらいだ。
15:名無しNIPPER[saga]
2017/04/20(木) 09:58:15.35 ID:3NCWHtLa0
練り終わった粘土を、轆轤に移す。
ゆっくりと回転する粘土に手を添え、形を作っていく。
16:名無しNIPPER[saga]
2017/04/20(木) 09:58:41.91 ID:3NCWHtLa0
轆轤を止め、ふぅ、と息を吐く。
あと少しと気が緩んだのかもしれない。
17:名無しNIPPER[saga]
2017/04/20(木) 09:59:17.49 ID:3NCWHtLa0
肇が、心配そうにこちらを見つめている。
今回ばかりは、途中で投げ出すわけにはいかない。
18:名無しNIPPER[saga]
2017/04/20(木) 10:02:56.84 ID:3NCWHtLa0
また粘土を練り、轆轤を回す。
しかし、また歪んでしまう。
19:名無しNIPPER[saga]
2017/04/20(木) 10:04:09.72 ID:3NCWHtLa0
次が最後だ。
これを失敗したら、もうチャンスはない。
20:名無しNIPPER[saga]
2017/04/20(木) 10:06:51.57 ID:3NCWHtLa0
「―――大丈夫ですよ」
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