17:名無しNIPPER[saga]
2017/04/20(木) 09:59:17.49 ID:3NCWHtLa0
肇が、心配そうにこちらを見つめている。
今回ばかりは、途中で投げ出すわけにはいかない。
18:名無しNIPPER[saga]
2017/04/20(木) 10:02:56.84 ID:3NCWHtLa0
また粘土を練り、轆轤を回す。
しかし、また歪んでしまう。
19:名無しNIPPER[saga]
2017/04/20(木) 10:04:09.72 ID:3NCWHtLa0
次が最後だ。
これを失敗したら、もうチャンスはない。
20:名無しNIPPER[saga]
2017/04/20(木) 10:06:51.57 ID:3NCWHtLa0
「―――大丈夫ですよ」
21:名無しNIPPER[saga]
2017/04/20(木) 10:07:32.23 ID:3NCWHtLa0
22:名無しNIPPER[saga]
2017/04/20(木) 10:08:17.59 ID:3NCWHtLa0
「落ち着いて、周りをよく見て。―――私がいますから」
23:名無しNIPPER[saga]
2017/04/20(木) 10:08:57.65 ID:3NCWHtLa0
「……手、汚れるぞ」
「気にしません」
24:名無しNIPPER[saga]
2017/04/20(木) 10:11:33.90 ID:3NCWHtLa0
「これからは、ふたりで支えあっていきたいです」
「……そうだな」
25:名無しNIPPER[saga]
2017/04/20(木) 10:12:12.49 ID:3NCWHtLa0
こほん、という咳払いではっとする。
顔を上げると、おじいさんが何やら居心地が悪そうにこちらを見ていた。
26:名無しNIPPER[saga]
2017/04/20(木) 10:12:39.72 ID:3NCWHtLa0
気を取り直して、最後の挑戦に取り掛かる。
先ほどまでの緊張はもうなかった。
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