24:名無しNIPPER[saga]
2017/04/20(木) 10:11:33.90 ID:3NCWHtLa0
「これからは、ふたりで支えあっていきたいです」
「……そうだな」
25:名無しNIPPER[saga]
2017/04/20(木) 10:12:12.49 ID:3NCWHtLa0
こほん、という咳払いではっとする。
顔を上げると、おじいさんが何やら居心地が悪そうにこちらを見ていた。
26:名無しNIPPER[saga]
2017/04/20(木) 10:12:39.72 ID:3NCWHtLa0
気を取り直して、最後の挑戦に取り掛かる。
先ほどまでの緊張はもうなかった。
27:名無しNIPPER[saga]
2017/04/20(木) 10:14:13.20 ID:3NCWHtLa0
ようやく、湯のみがひとつが出来上がった。
お世辞にも上手い出来とは言い難かったが、不思議と手応えがあった。
28:名無しNIPPER[saga]
2017/04/20(木) 10:14:49.57 ID:3NCWHtLa0
しかし、
29:名無しNIPPER[saga]
2017/04/20(木) 10:15:38.19 ID:3NCWHtLa0
「あ、あの……どうだったんでしょうか」
「よかったわね、おめでとう」
30:名無しNIPPER[saga]
2017/04/20(木) 10:16:52.97 ID:3NCWHtLa0
「よかった……もう、急に出て行っちゃうからびっくりしたよ」
「直接言わなかったのは、恥ずかしかったのか意地だったのかはわからないけど。まったく、あの人もホント不器用なんだから」
31:名無しNIPPER[saga]
2017/04/20(木) 10:17:43.07 ID:3NCWHtLa0
「大丈夫だ。……そっか、認めてもらえたんだな……」
「はい。本当に、よかった……」
32:名無しNIPPER[saga]
2017/04/20(木) 10:18:53.99 ID:3NCWHtLa0
…………………
…………………
33:名無しNIPPER[saga]
2017/04/20(木) 10:20:26.09 ID:3NCWHtLa0
「あの子も、本当に変わりました。これもPさんのおかげですね」
「いえ、自分は何も……変われたのは肇自身の強さだと思います」
34:名無しNIPPER[saga]
2017/04/20(木) 10:21:06.85 ID:3NCWHtLa0
「お義父さんが認めたんだもの、修行を積んで、藤原の窯を継いでもらわないと」
「あ、あの!?」
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