過去ログ - 超能力戦争から逃げて異世界に来てしまった【キャラ募集安価】
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104:名無しNIPPER[saga]
2017/05/06(土) 18:23:49.00 ID:++Gf/xpS0
「東大陸には人しか住んでいないんですか?」
「そうですね。もちろん獣はいます。あくまでも“文明を持つ種族が人間だけ”という意味です」
「………」

 行ってみたい気はする。人間だけが作った魔法の存在する世界の国がどんなものか気になった。
以下略



105:名無しNIPPER[saga]
2017/05/06(土) 18:34:43.62 ID:++Gf/xpS0

 その日、ミリアリアの宿泊している宿に泊った龍矢は生まれて初めてのベッドに感動したり、風呂の気持ち良さに感動したり、強襲されない安らぎに感動したりした。

 ぐっすり眠った龍矢の部屋にミリアリアが訪れる。

以下略



106:名無しNIPPER[saga]
2017/05/06(土) 18:57:47.72 ID:++Gf/xpS0

 昼過ぎになって、リマルを迎えに行くと、そこにはルマルが立っていた。

「おう、うちの娘を連れて行くらしいな」

以下略



107:名無しNIPPER[saga]
2017/05/06(土) 19:06:45.76 ID:++Gf/xpS0

 船に近づくと、ますますリマルは不安になった。

 船は所々補修されていたが、そのやり方が素人でも付け焼刃だと分かる代物だったからだ。

以下略



108:名無しNIPPER[saga]
2017/05/06(土) 19:19:24.05 ID:++Gf/xpS0

 ドッペルゲンガー族の多くは自分の両親を知らない。

 どこで生まれたのか、自分は愛された事があるのか、誰かに抱かれた事があるのか、

以下略



109:名無しNIPPER[saga]
2017/05/06(土) 19:29:32.90 ID:++Gf/xpS0
「……本当に付いてきてますね。悪趣味な人達です」

 ミリアリアは後方を走る船を眺めながら、はぁと深いため息を吐いた。

 エンドジエンド号は付かず離れずの距離を保ちながら、龍矢達の船を追いかける。
以下略



110:名無しNIPPER[sage]
2017/05/06(土) 19:30:15.34 ID:F7h8obVSo
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111:名無しNIPPER[saga]
2017/05/06(土) 19:47:18.17 ID:++Gf/xpS0
「ミリアリア、リマルが船酔いしちゃったんだけど……」

 龍矢はミリアリアならすぐ解決する策を出してくれるだろうと思っていた。

「なるほど! でしたら――」
以下略



112:名無しNIPPER[saga]
2017/05/06(土) 19:54:25.60 ID:++Gf/xpS0
「何でもするって言ったのになぁ……」

 船底後方部にある死体処理場へと少女を運ぶオルタ。この世のものとは思えない呻き声が耳に届く。

(死体を“喰って海へと排泄する”だけに作られた魔物。それに比べたら僕なんてまだマシか……)
以下略



113:名無しNIPPER[saga]
2017/05/06(土) 20:04:15.76 ID:++Gf/xpS0
「ミリアリア、あれ!!」
「やはり出ましたか!」

 ミリアリア達の前に現れたのは、巨大なイカのような、それでいて龍のような形をした魔物だった。
 ボロ船をまるごと飲み込んでしまいそうなそれは、勢いよく空へと舞い、海へと戻る。
以下略



114:名無しNIPPER[saga]
2017/05/06(土) 20:24:14.81 ID:++Gf/xpS0
「こっちだ! 追い込め!」
「喰らえぇえええ!」
「ハンギョ舐めんなぁあああ!」

 三又の槍を片手に彼らはリヴァリアスに向かっていった。象と蟻ほどの差があったが、彼らは勇敢だった。
以下略



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