過去ログ - 魔王♀「食べちゃうぞー!」勇者の母「食べないでください!」
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64:名無しNIPPER[saga]
2017/05/20(土) 10:43:56.29 ID:FGQZz50A0
泣いているのはだーれだ?

床がみしりと鳴りました。

少女がはっとして、顔を上げます。
以下略



65:名無しNIPPER[saga]
2017/05/20(土) 10:53:48.34 ID:FGQZz50A0
ともだちが死んで、さみしいぞ。魔王がかまってくれなくて、さみしいぞ。

少女は図星を突かれて、かっとなりました。

だから、なに!? 放っておいて!
以下略



66:名無しNIPPER[saga]
2017/05/20(土) 11:05:34.42 ID:FGQZz50A0
や、やだッ。

窓ガラスから少女は逃げ出そうとしました。
しかし、ガラスには無数の毛むくじゃらの手がびっしりと張り付いていました。
ガラスは耐えきれずに、粉々になりました。そこから、魔物が我先にと群がってきました。
以下略



67: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/05/20(土) 11:20:42.58 ID:otGQSIH90
  _
(;゚∀゚)「───、ですが」

(=゚ω゚)ノ「ジョルジュ=オッペル陸軍少尉、お前はいつから国際政治の評論家になった?」

以下略



68:名無しNIPPER[saga]
2017/05/20(土) 11:20:53.59 ID:FGQZz50A0
魔王のような力があれば。
いいえ、魔王よりももっと力があれば。
自分を騙し続けた世界を壊せるくらいの――。

少女はお札を手に取ります。こんなもの絶対に使わない。そう決めた瞬間です。
以下略



69:名無しNIPPER[saga sage]
2017/05/20(土) 11:31:18.76 ID:otGQSIH90
>>67誤爆です。しかも謝罪先のスレまで間違えていました。
>>1様、本当に申し訳ありません


70:名無しNIPPER[saga]
2017/05/20(土) 11:34:19.07 ID:FGQZz50A0
先ほどまで威勢の良かった魔物たちが慄いています。
なんと気味の良いことでしょう。
少女は自分の右手の甲を見やります。
夢の中で、老人が言っていたのを思い出します。
あれは、本当のことだったんだ、と少女は頷きました。
以下略



71:名無しNIPPER[sage saga]
2017/05/20(土) 11:40:12.03 ID:FGQZz50A0
>>69
いえいえ


72:名無しNIPPER[saga]
2017/05/20(土) 12:01:39.52 ID:FGQZz50A0
池にたどり着くと、狼と魔王がいました。
並んで池のほとりに座っています。
少女が近づくと、二人は同時にこちらを振り向きました。

そして、少女の光を見て、狼が言いました。
以下略



73:名無しNIPPER[saga]
2017/05/20(土) 12:25:18.68 ID:FGQZz50A0
少女は目を閉じました。
熱いまぶたを腕で擦ります。全身に光が宿ります。
右手が訴えるように疼きました。魔王を倒せと。

魔王! 
以下略



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