1:名無しNIPPER[sage saga]
2017/05/22(月) 00:03:03.48 ID:ecaKo9nE0
アイドルマスターシンデレラガールズです。しゅがーはぁとこと佐藤心さんのお話です。
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2:名無しNIPPER[sage saga]
2017/05/22(月) 00:03:55.45 ID:ecaKo9nE0
「はぁとさん!」
「ん……? あ、プロデューサー。何?」
私が楽屋でぼーっと過ごしているといつの間にか楽屋にプロデューサーが居た。
3:名無しNIPPER[sage saga]
2017/05/22(月) 00:04:40.10 ID:ecaKo9nE0
さて、これからはアイドルしゅがーはぁとの時間だ。佐藤心には引っ込んでもらわなきゃいけない。
「収録楽しみだなぁ〜♪」
プロデューサーと楽屋を出てスタジオに向かう。足取りは軽く、心を弾ませて。
4:名無しNIPPER[sage saga]
2017/05/22(月) 00:05:08.64 ID:ecaKo9nE0
「……」
「言えないような事ですか?」
別に言えないわけじゃない。言ってしまえば単純な事だし。
5:名無しNIPPER[sage saga]
2017/05/22(月) 00:05:36.80 ID:ecaKo9nE0
◆
「……あの、さ」
「はい?」
6:名無しNIPPER
2017/05/22(月) 00:06:05.36 ID:ecaKo9nE0
「俺がですか?」
「え……? あー、違う違う。はぁとが」
「どういう事ですか?」
7:名無しNIPPER[sage saga]
2017/05/22(月) 00:06:51.06 ID:ecaKo9nE0
「この歳でアイドルになれたんだよ、はぁとは」
私がアイドルとしてデビュー出来たのは26歳。世間一般で言えば『いい歳の大人』の年齢。
そんな私が安定とは程遠いアイドルなんて職業に就いている。
8:名無しNIPPER[sage saga]
2017/05/22(月) 00:07:37.58 ID:ecaKo9nE0
「アイドルに……なってさ。こうしてお仕事させてもらって、お金も貰える。これってすごい事だよね」
仕事をしたのだから給与が発生するのは当たり前の事かしれない。でも、私はこれがとてもすごい事に思えて仕方がない。
当たり前のように働いて、当たり前のように給料を貰って、当たり前のようにご飯を食べて生きている。
9:名無しNIPPER[sage saga]
2017/05/22(月) 00:08:09.00 ID:ecaKo9nE0
◆
事務所で今後のスケジュールなどについて軽く打ち合わせをした後、送っていくと言うプロデューサーの申し出を断って私は駅まで歩いていた。
道すがら考えるのは、今日楽屋で考えていた事ばかり。アイドルになったんだと言う事を。
10:名無しNIPPER[sage saga]
2017/05/22(月) 00:08:40.46 ID:ecaKo9nE0
画面に表示しておいた番号にコールをする。すぐには繋がらないと思っていた私の予想に反し、相手はすぐに出てくれた。
「もしもし? お母さん? うん。私、心」
どうせ母の画面には私の名前が表示されているだろうけど、一応礼儀として名乗っておく。詐欺に間違えられてもいやだし。
11:名無しNIPPER[sage saga]
2017/05/22(月) 00:09:08.48 ID:ecaKo9nE0
「うん。大丈夫。一緒に張ってくれるプロデューサーも居るし☆ うん……ありがと」
そろそろバッテリーも無くなってしまう気がする。一応言いたい事は言えたからこのまま切れてしまってもいいのだけど、最後にもう少しだけ……。
「お父さんとよっちゃんによろしくね☆ すぐには帰れないけど、また休みの時に帰るから。うん。待ってて」
12:名無しNIPPER[sage saga]
2017/05/22(月) 00:12:52.31 ID:ecaKo9nE0
以上です。
月曜日だよ! 今週も元気に働こうね! 辛い!
総選挙お疲れ様でした。改めてお礼を。
13:名無しNIPPER[sage]
2017/05/22(月) 13:54:21.53 ID:8bF3n3RAO
おつおつ
いいSSだった
14:名無しNIPPER[sage]
2017/05/22(月) 16:18:50.26 ID:pDxL+OEJO
なんか心が暖まった
おつおつ
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