過去ログ - 美穂「おっ、緊張してんの?」拓海「!?」
1- 20
6: ◆XUWJiU1Fxs
2017/05/28(日) 11:00:56.11 ID:/QxO5QDHo
「私、このオーディションは合格したい、って思っているんです。でも、まだまだアイドルとして未熟なんですけどね」

「アタシよりアイドル長くやっているのにか?」

 美穂が未熟者なら自分はそもそも生まれてすらないな、と自嘲気味に笑う。
以下略



7: ◆XUWJiU1Fxs
2017/05/28(日) 11:03:24.76 ID:/QxO5QDHo
 美穂の主演映画が決まったあたりで、拓海にも大きな転機が訪れようとしていた。

「全国ツアーだァ!?」

 多くのアイドルたちが羽ばたきテレビに舞台に活躍する今が最高のタイミングだ、と言わんばかりに組まれた全国ツアーのスケジュール。
以下略



8: ◆XUWJiU1Fxs
2017/05/28(日) 11:05:41.11 ID:/QxO5QDHo
「チッ、やってらんねェぜ」

 気分転換に愛車を弄っても走らせてみても気は晴れない。ゲームセンターのパンチングマシーンに思いの丈を全部ぶつけてみても数字ほどスッキリしない。
そんな日々が続きツアーへのカウントダウンは着実に刻まれていく。

以下略



9: ◆XUWJiU1Fxs
2017/05/28(日) 11:07:13.16 ID:/QxO5QDHo
 そして迎えたツアー当日。朝の物販から長蛇の列ができており、懸念されていた天候も拓海の祈りが通じたのか晴れ渡って雲一つない。絶好のパレード日和だ。

「この青空の中をバイクで走ろうものならさぞかし気持ちいいんだろうな」

 さわやかな空模様とは反して拓海はあいも変わらず緊張が解れずにいた。この大勢のファンのうち、何人が自分の事を受け入れてくれるのだろうか。
以下略



10: ◆XUWJiU1Fxs
2017/05/28(日) 11:07:55.23 ID:/QxO5QDHo
「み、美穂?」

 普段の彼女からは間違いなく発せられないであろうフランクな言葉に面食らう拓海。言った本人である美穂も流石に今のはなかったと思ったのか慌てて弁明する。

「あっ、えっと! 今のはタメ口、っていうのじゃなくて。拓海さん的にはこう声をかけたほうがいいかなーって思って、い、一応! 私先輩だから」
以下略



11: ◆XUWJiU1Fxs
2017/05/28(日) 11:11:30.92 ID:/QxO5QDHo
「拓海さんは弱くなったんじゃなくて、優しくなったんだと思うんです。あっ、その! 元々優しくなかったとかそういうわけじゃないんですけど! 自分が受け入れられるか心配だって、見てくれている人のことを気遣っているから言えることだと思いますし強さ故の優しさ、というか……あわわ、何を言っているんでしょうね、私!」

「おいおい! 落ち着けって! 励まそうとする側が却ってパニック起こしてどうすんだよ!」

 励ます側と励まされる側。すっかり立場が逆転してしまっていた。
以下略



12: ◆XUWJiU1Fxs
2017/05/28(日) 11:12:07.21 ID:/QxO5QDHo
「優しくなった、か。そう言われるのは……まぁ嫌じゃねえな」

「そう言ってもらえると、何よりです。えへへ……」

「うっし! ウジウジすんのはやめだ! アタシは天上天下喧嘩上等の特攻隊長向井拓海だ! 変な心配なんかする暇あるなら突っ走るまで! そうだろ?」
以下略



13: ◆XUWJiU1Fxs
2017/05/28(日) 11:14:08.83 ID:/QxO5QDHo
以上です。読んでくださった方ありがとうございました。


14:名無しNIPPER[sage]
2017/05/28(日) 11:31:53.16 ID:KppWYtw/o

藍子に腰周りを自慢する美穂も書くんだよ


15:名無しNIPPER[sage]
2017/05/28(日) 11:40:43.52 ID:GgXGh2leO
原さんファンになったぜ。
最後に旗を持って行く時の漢らしさが頭から離れないぜ。


16:名無しNIPPER[sage]
2017/05/28(日) 13:04:13.99 ID:+GbeN8uYo
乙乙
あそこからここまで話を広げるとは見事

奏のアイスの好みを知らなかったフレちゃん辺りでも一本書けそう


17Res/13.62 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice