762: ◆9Vso2A/y6Q[saga]
2017/11/30(木) 01:50:09.16 ID:YvRDjLe80
今回の投下は以上です。
763:名無しNIPPER[sage]
2017/11/30(木) 21:30:18.06 ID:td913SBT0
乙
764:名無しNIPPER[saga]
2017/11/30(木) 23:18:49.20 ID:YvRDjLe80
【焦点】
人混みを避けるために、高架下の商業施設に向かう。
765:名無しNIPPER[saga]
2017/11/30(木) 23:19:55.79 ID:YvRDjLe80
零華を待っている間に、部活のグループラインに少し遅れる旨を連絡する。
胡依先輩から「大丈夫だよ!」とすぐに返信がくる。反省したのかもしれない。
ふう、とため息をつく。
766:名無しNIPPER[saga]
2017/11/30(木) 23:20:29.28 ID:YvRDjLe80
「……待つ必要ある?」
「いや、わたしの買ったもの持ったままですし」
767:名無しNIPPER[saga]
2017/11/30(木) 23:21:10.48 ID:YvRDjLe80
「それで、採点結果は?」
問うと、彼女はうーんと唸った。
768:名無しNIPPER[saga]
2017/11/30(木) 23:22:01.34 ID:YvRDjLe80
いやそんなことないだろと愛想笑いをしようとしたが、顔の筋肉がうまく動いてくれない。
「気を悪くさせたならごめん」
769:名無しNIPPER[saga]
2017/11/30(木) 23:22:52.83 ID:YvRDjLe80
「今更ですけど、わたしは猫かぶりで性格が悪いです」
「……いきなりどうしたの?」
770:名無しNIPPER[saga]
2017/11/30(木) 23:23:42.31 ID:YvRDjLe80
「奈雨ちゃんと先輩が一緒にいるのをそばから見ていると、ちょっとだけ違和感を感じます」
「……」
771:名無しNIPPER[saga]
2017/11/30(木) 23:24:18.99 ID:YvRDjLe80
まだ数回しか会っていない子にさえ、あっさり見透かされてしまっている。
……違う、俺が自分で見せつけていたのだろうと思う。
俺はとっくの昔から気付いていて、きっと誰かにそのことを糾弾されたかったのかもしれない。
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