962:名無しNIPPER[saga]
2018/01/31(水) 17:53:35.29 ID:bbAsJ8Or0
「外でいちゃいちゃしてたとか……」
「さすがにないと思いますけど」
963:名無しNIPPER[saga]
2018/01/31(水) 17:54:42.53 ID:bbAsJ8Or0
「私からぐっといくのは気がひけるし、てか恥ずかしくて無理だし、
ちょっと手つきがあれだから言ったらどうされちゃうかわからないけど」
「……」
964:名無しNIPPER[saga]
2018/01/31(水) 17:55:30.50 ID:bbAsJ8Or0
触れていると、安心できる。
それは、奈雨が言っていたことと重なる。
聞いてすぐにはあまり判然としなくて、けれど、ここ数日で少しずつ意味を理解してきたように感じる。
965:名無しNIPPER[saga]
2018/01/31(水) 17:55:58.30 ID:bbAsJ8Or0
俺が(胡依先輩の前で)萩花先輩を褒める→胡依先輩が萩花先輩を愛でる(かもしれない)。
やっぱりワンチャン狙ってるじゃないか……。
966:名無しNIPPER[saga]
2018/01/31(水) 17:57:28.41 ID:bbAsJ8Or0
【近い】
きょろきょろと辺りを見渡してみると、思わずその部屋の広さにため息が零れた。
967:名無しNIPPER[saga]
2018/01/31(水) 17:58:07.85 ID:bbAsJ8Or0
あっちに住んでた時は、私も一戸建てをほぼ一人で使っていたようなものだけど、ここは他の住人もいる高級感溢れるマンションなわけで。
なんかすごい。
968:名無しNIPPER[saga]
2018/01/31(水) 17:58:49.27 ID:bbAsJ8Or0
部屋にあるのは、ダイニングテーブル。大きめのテレビとソファ。あとは、本棚とパソコン、液晶タブレットくらい。
生活するのに必要最低限のものしか揃えていないようで、だから部屋の広さ以上に広く見えてしまったのだろう。
969:名無しNIPPER[saga]
2018/01/31(水) 17:59:33.91 ID:bbAsJ8Or0
数分して戻ってきた部長さんは、制服から私服に着替え右腕でボストンバッグを抱えていた。
「私ちょっと多くなっちゃったけど、シノちゃんはそれで大丈夫なの?」
970:名無しNIPPER[saga]
2018/01/31(水) 18:00:36.08 ID:bbAsJ8Or0
そして彼女の顔もまた、すぐ近くへと迫る。反射的に瞳を閉じてしまう。
家。二人きり。初めて。初めて?
……いや、え? こんなところで?
971:名無しNIPPER[saga]
2018/01/31(水) 18:01:22.56 ID:bbAsJ8Or0
「でも、いいのかなー? こういう密室に、ホイホイついてきちゃって」
「そのセリフって、こういうことする前に言うものじゃないですか」
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