967:名無しNIPPER[saga]
2018/01/31(水) 17:58:07.85 ID:bbAsJ8Or0
あっちに住んでた時は、私も一戸建てをほぼ一人で使っていたようなものだけど、ここは他の住人もいる高級感溢れるマンションなわけで。
なんかすごい。
968:名無しNIPPER[saga]
2018/01/31(水) 17:58:49.27 ID:bbAsJ8Or0
部屋にあるのは、ダイニングテーブル。大きめのテレビとソファ。あとは、本棚とパソコン、液晶タブレットくらい。
生活するのに必要最低限のものしか揃えていないようで、だから部屋の広さ以上に広く見えてしまったのだろう。
969:名無しNIPPER[saga]
2018/01/31(水) 17:59:33.91 ID:bbAsJ8Or0
数分して戻ってきた部長さんは、制服から私服に着替え右腕でボストンバッグを抱えていた。
「私ちょっと多くなっちゃったけど、シノちゃんはそれで大丈夫なの?」
970:名無しNIPPER[saga]
2018/01/31(水) 18:00:36.08 ID:bbAsJ8Or0
そして彼女の顔もまた、すぐ近くへと迫る。反射的に瞳を閉じてしまう。
家。二人きり。初めて。初めて?
……いや、え? こんなところで?
971:名無しNIPPER[saga]
2018/01/31(水) 18:01:22.56 ID:bbAsJ8Or0
「でも、いいのかなー? こういう密室に、ホイホイついてきちゃって」
「そのセリフって、こういうことする前に言うものじゃないですか」
972:名無しNIPPER[saga]
2018/01/31(水) 18:01:57.37 ID:bbAsJ8Or0
「でも仮にツンツンだとしてもかわいいから許せちゃうんだな、これが」
「ツンツンもしてないです」
973:名無しNIPPER[saga]
2018/01/31(水) 18:02:25.44 ID:bbAsJ8Or0
部長さん以外の誰かがいると困るってわけではないけど、まだ正式にそうするとは決めていないから、不用意に曝すようなことはしたくない。
「渡したものはどうなってますか?」
974:名無しNIPPER[saga]
2018/01/31(水) 18:02:58.95 ID:bbAsJ8Or0
「でも、それだと……」
「うん。シノちゃんはちょっとだけ暇になっちゃうかも」
975:名無しNIPPER[saga]
2018/01/31(水) 18:03:45.65 ID:bbAsJ8Or0
「じゃあ、読んでもいい?」
「……」
976:名無しNIPPER[saga]
2018/01/31(水) 18:05:16.64 ID:bbAsJ8Or0
【分岐】
「それって、納得できないからなの?」
977:名無しNIPPER[saga]
2018/01/31(水) 18:05:48.03 ID:bbAsJ8Or0
「一言で言うと、線にね、迷いが出てる」
「……そういうのって、やっぱりわかるものですか?」
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