過去ログ - 好きな食べ物の長い話。
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5: ◆nvIvS/Qwrg[saga]
2017/09/27(水) 23:59:11.27 ID:8bf6NWvZ0
好みが渋いと言われる。
誉められているのか、小馬鹿にされているのか、判然としない。
どちらでもないのかも知れない。

只の反射で言っている場合もあるのだ。
以下略



6: ◆nvIvS/Qwrg[saga]
2017/09/28(木) 00:01:07.76 ID:Hn8UeK6k0
詰まる所、渋いとは何なのか。

良いのか悪いのか。
言葉としては誉め言葉の類なのであろうが、時折、どうにも誉められた気がしない事がある。
それは、渋いという言葉に微かな侮りの響きを感じ取っているからか。
以下略



7: ◆nvIvS/Qwrg[saga]
2017/09/28(木) 00:03:35.90 ID:Hn8UeK6k0
私の意志。

私にも意志はある。
顔にも声にも出ない質であるだけで、感情も人並みに持ち合わせている。
時々、感情が希薄だと勘違いされる事がある。
以下略



8: ◆nvIvS/Qwrg[saga]
2017/09/28(木) 00:05:22.64 ID:Hn8UeK6k0
父は、私が片親である事を私以上に気に掛け、何不自由無く育ててくれた。
本当に、何不自由無く。
身の周りの全てに介入し、過保護という言葉では足りぬ程、甲斐甲斐しく私を育てた。
私の気持ちを不思議な程に汲み、理解し、把握した。
何時しか私に出来るのは首を縦か横に振る事だけになっていた。
以下略



9: ◆nvIvS/Qwrg[saga]
2017/09/28(木) 00:07:56.32 ID:Hn8UeK6k0
反発も覚悟していたが、父は何も言わず私の言い分に従った。
私の気持ちを汲み、理解し、把握したという事なのだろう。
逆に父の心配もしないではなかったが、毎月の仕送りが途切れぬ所を見るに無事なのだと思う。
小娘一人が生活するには過剰なまでの金額で、貯まる一方だ。
いつかこの金で孝行をしてやろうと思っている。
以下略



10: ◆nvIvS/Qwrg[saga]
2017/09/28(木) 00:09:16.09 ID:Hn8UeK6k0
もっと、主張する必要はあるかも知れない。
私の好みは渋くなんかないよ、普通だよ、と。
友人達の豊かすぎる感情表現に埋もれないように。

そんな友人達は、何やら喧々諤々と話し合っている。
以下略



11: ◆nvIvS/Qwrg[saga]
2017/09/28(木) 00:11:11.22 ID:Hn8UeK6k0
如何すれば良いか分からない状況。
ここで私も同じ事を言えば、満場一致で如何すれば良いか分からなくなってしまう。
それは酷く、厭だ。

という事は、私が主張をする絶好の機会なのかも知れない。
以下略



12: ◆nvIvS/Qwrg[saga]
2017/09/28(木) 00:13:16.74 ID:Hn8UeK6k0
蝶が飛んでいた。
曲がりなりにも戦場の只中で暢気なものである。
しかしそれが活路に繋がった。

蝶の飛ぶ先に、嗚呼。
以下略



13: ◆nvIvS/Qwrg[saga]
2017/09/28(木) 00:15:14.74 ID:Hn8UeK6k0
おまけ

【ノンナ編】

カチューシャの好物はボルシチです。
以下略



14: ◆nvIvS/Qwrg[saga]
2017/09/28(木) 00:17:08.38 ID:Hn8UeK6k0
そもそもボルシチとは、ビーツという野菜を主な材料とした煮込み料理。
地域や家庭によって他の材料に違いはありますが、ビーツだけは変わりません。
ビーツを煮込むことによって、ボルシチの赤いスープが出来上がります。
ですが日本ではビーツがなかなか手に入らないので、主に赤蕪で代用します。
混同されがちですが、ビーツと赤蕪は別物。
以下略



15: ◆nvIvS/Qwrg[saga]
2017/09/28(木) 00:19:15.35 ID:Hn8UeK6k0
カチューシャが食べている料理のスープは、トマトで赤く色付けしています。
味付けは、カチューシャの舌に合うように味醂、醤油、砂糖などで調えています。
具も、カチューシャの嫌いな野菜は入っておらず、ジャガイモ、蒟蒻、牛肉などを使っています。

早い話が肉じゃがです。
以下略



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