過去ログ - シンゲキロンパ CHAPTER 03
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989:名無しNIPPER
2019/05/23(木) 07:51:09.69 ID:+V6yDrVp0
「福石調。貴様は最初から、松永時雨を狙っていたんだろ?」
 
『えっ……』
 
「お、おい!どういう意味だよ美山!福石は最初から、松永を狙っていたって!」
 
「疑問に思っていたのは、この事件の犯人が何故刻村や三十石を“狙わなかったか”だ。普通に考えて、殺人を犯すのは至極難しい。只でさえ科学捜査が進んでいる警察や法医学がある。だがここには警察や法医学に詳しい奴等はいない…尤も死体に触れる機会が多い俺や、法医学や薬学にも触れたことのある狩谷は別だが。福石、貴様はどうして」
 
『どうして非力な人間を、選ばなかったかって言いたいんでしょ?』
 
「媛子?」
 
 
もう…堪えられなかった。自分の口から聞かなきゃ、納得出来なかった。
 
 
『何で…何で時雨君なの?何で……何でなの?何で、時雨君殺したんだよ!?ふざけんな!芸名使ってるのがそんなに重要か?親の七光り?んなもん誰でも使ってんだよ!!あたしをいじめていた女子グループのリーダーもそうだった!父親が社長だからって、中小企業に寄付してるからってやりたい放題!挙げ句の果てにはあたしが弟から誕生日プレゼントとして貰ったキーホルダー奪って転売しやがった!!だけどそのご自慢の父親は、会社潰して失脚して、そのまま家族共々転落人生送ってるよ!』
 
「媛子、ちゃん……」
 
『答えろよ福石調!何で時雨君殺したんだ、何で時雨君なんだよ!?言えよ、言え!ハッキリ喋れよ、このクソビッチ!!!』
 
自分でも醜いと思った。きっと駄々を捏ねてる子供みたいに−地団駄踏んで、喚いて、形振り構わないで彼女を責めているんだ。それでも、あたしは止めなかった。もう…止めるなんて選択がなかった。
 
調ちゃんは暫し俯いてから、こう言い放った。
 
 
 
 
 
「だってあいつ、大した努力もしない癖に何時もヘラヘラしててムカついたんだもん」


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