過去ログ - アラサーニートエリちとキャリアウーマン亜里沙
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308:名無しNIPPER
2018/03/19(月) 20:41:23.51 ID:Tywam5jA0
 誰かと一緒に寝るなんていつぶりのことだろう?
 高校時代はまだ中学生だった亜里沙が怖い夢を見ると、
 ベッドの中に入って抱きついてきたりして。
 あの頃はどちらかと言うと背も小さく、150センチ行くか行かないかくらい。
 友人の雪穂ちゃんよりも主張も身長も控えめ――そんな時代もあった。
以下略



309:名無しNIPPER
2018/03/19(月) 20:42:06.33 ID:Tywam5jA0
 部屋に戻って運動着に着替えてから階下に降りる。
 リビングからは微かにテレビの音が聞こえてきたから、誰かが起きてる。
 おはようと挨拶をしながらドアを開けるとそこには、画面に夢中になる朝日ちゃんがいた。

「おはようございます澤村さん」
以下略



310:名無しNIPPER
2018/03/19(月) 20:42:47.94 ID:Tywam5jA0
「UTXでも落ちこぼれだった私が、今もアイドルをしていて……トップだった彼女がアイドルをやめるかもしれない」
「朝日ちゃん」
「恐らく、今になって矢澤先生が言っていたことがわかると思うんですよ、芸能人も一人の社会人、常識を身に着けてから卒業しなさいって」

 ん? 
以下略



311:名無しNIPPER
2018/03/19(月) 20:43:26.36 ID:Tywam5jA0
 朝食の準備をしていると、エヴァちゃんや朱音ちゃんが起きてくる。
 今日は月曜日だから学校もある、今日のレッスンはひとまず彼女たちが帰ってきてからになるかな。
 
「澤村さん、朝はカレーでしょ」

以下略



312:名無しNIPPER
2018/03/19(月) 20:43:54.52 ID:Tywam5jA0
 ダンスも出来ているし、筋トレもしているから、やたらめったら激しい動きをしない限りは大丈夫だと思うけど。
 ただコンクリートの上を走るのは膝に微妙に悪影響を与えるから、少しだけ気に留めるようにしないと。

「では、行ってきます」
「はい、昼食までには帰ってきてくださいね」
以下略



313:名無しNIPPER
2018/03/19(月) 20:44:23.04 ID:Tywam5jA0
 久しぶりに神田明神にでも行ってみましょうか。
 流石に運動着じゃ電車に乗れないから、走って向かうだけだけど。
 ええと、最近のスマホは進歩しているから機能がいっぱいあって戸惑うのよね……。
 などと、考えながら歩いていると。
 
以下略



314:名無しNIPPER
2018/03/19(月) 20:44:50.18 ID:Tywam5jA0
「すみません、このお礼はお店に行ってしますから」
「せめてもっと別のお礼にならない?」
「い、いいところですよ?」

 ちょっと、今はスキャンダルになってしまいそうなニュースは遠慮したい。
以下略



315:名無しNIPPER
2018/03/19(月) 20:45:31.22 ID:Tywam5jA0
 にこの家族が住んでいるアパートは相変わらず大きい。
 元々は、コタくんを大学に行かせるためにみんな就職して資金を出しあう
 そんな計画だったそうだけど。
 予想外にお金が貯まる仕事につきましたね、とはこころちゃんの談。

以下略



316:名無しNIPPER
2018/03/19(月) 20:46:08.96 ID:Tywam5jA0
「攻めのほうが良かったですか?」
「ん……どっちも嫌だけど、どちらかって言うなら」
「安心してください、およそ5%は攻めです」
「残りの95%が果てしなく心配なんだけど……」

以下略



317:名無しNIPPER
2018/03/19(月) 20:46:41.88 ID:Tywam5jA0
「こころ……? 朝にお帰りするなんてどういうこと? どうしても遅くなる時は絶対に連絡を寄越しなさいとお約束しましたね?」

 鬼がいた。
 エプロン姿におたまを持ったにこがこちらを焦点が合わない瞳で見ている。
 ハイライト仕事して!
以下略



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