【R-18】由比ヶ浜結衣はレベルが上がりやすい
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83:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage saga]
2015/09/05(土) 01:44:06.88 ID:wXxBmjsv0
「あ……」
また曇る。
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2015/09/05(土) 01:47:15.72 ID:wXxBmjsv0
時刻は日付変更間近。
互いに風呂に入って一日の汚れを洗い流して身を清め、後はもう布団に入って眠るだけだ。眠るだけなんだよ性の時間なんてやってこねぇんだよ。それは九ヶ月後だ。
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2015/09/05(土) 01:50:11.05 ID:wXxBmjsv0
そう、ただでさえ気を使いに使って不測の事態に備えている俺だ。既に想定された危機は俺の身を浸食しつつあり、これ以上の危難やダメージはどうしても避けねばならない。
そう、燃え上がってるんです。
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2015/09/05(土) 01:53:30.63 ID:wXxBmjsv0
……本当はバレる危険を冒してでも、最悪バレてでも下半身への血流を止めなければならなかったと、今コートの中で身を丸めながら後悔している。破局の可能性を何より恐れながら、その可能性の低減と最悪の展開の芽だけは摘んでおかなかったなど笑い話にもなりゃしない。
そしてその最悪の展開の芽が、今まさにその存在を自己主張しているのだ。狼が腹を空かして、はよしろはよしろと理性を煽り急かしている。背中の向かい側に、美味しそうな子羊が無防備に身を晒しているぞ、と。
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2015/09/05(土) 01:57:00.00 ID:wXxBmjsv0
モヤモヤとした熱……そうとも言い切れないような湿っぽさを胸中に抱え、寝返りも打てずに丸まって内側に向く力を強める。
這い上がる衝動を堪えて考える、愛とはなんだろう。
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2015/09/05(土) 02:00:22.69 ID:wXxBmjsv0
違う違う違う違う違う、それだけは断じて違う。そこだけは間違っていない。
大切で、抱き締めたくて、でも傷付けたくなくて、そんな身勝手でねちっこくて面倒な願いが偽物であるものか。それを心から信じたいと、そう思うことは決して間違いじゃ――
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2015/09/05(土) 02:04:04.28 ID:wXxBmjsv0
「でも、あたしヒッキーと話したいな……お風呂入る前、緊張しちゃって全然できなかったから」
寂しさが滲み出る、寧ろそれを隠す気のない彼女の声色。
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2015/09/05(土) 02:08:58.31 ID:wXxBmjsv0
「あたし、今ヒッキーと話して……ヒッキーに、近づきたい」
ぱさり、多分布団がめくれる音。由比ヶ浜が上体を起こした音。
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2015/09/05(土) 02:11:49.21 ID:wXxBmjsv0
「無理だ、だから、布団、戻れよ」
ぶつ切りになる俺の言葉。
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2015/09/05(土) 02:14:35.91 ID:wXxBmjsv0
「へへ、コート取っちゃ、った……!?」
コート、取られちゃった。
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