5:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]
2016/04/25(月) 23:09:04.14 ID:2qJ/ilKt0
「ぁ、ぁ……ぁ……」
蹴ってゾンビの身体を壊すのもいつものこと。
どうせ放っておけば少しずつくっつき始めるし、大きく壊れたら男が来て直すだけ。
男も俺の行為を咎めることはない。ただ純粋に、実験でもしているかのように眺めてくるだけだ。
「このッ! このッ! クソが……あーあ、また汚れちまった」
足の裏は腐肉でベトベトだ。気持ち悪さに辟易してしまう。
どうせ後で足を洗うための水を持って来させるにせよ。
「ぁ……ぁ、ぁ……ぁ……」
あえて人間のように見立ててみれば、困ったような動き、だろうか。
戸惑うようにモゾモゾと身体を揺らし、しばらくすると牢の外へ出て、再び床に横たわる。
「おい化物」
「ぁ……ぁ……」
「俺の前から消えてくれ」
「……ぁ……ぁ」
ゾンビは小さく揺れて、少しだけ目を伏せた。
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