谷間の百合 (オリジナル百合)
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31: ◆/BueNLs5lw[saga]
2016/07/27(水) 16:26:43.18 ID:Li1QhE+X0
「まだ、遊んで欲しそうだよ」

「ミソラ、あなたは走らないからって」

私は隠し持っていたキノコをまたポケットに忍ばせた。

「またッ」

そして、一人と一匹がまた走り出す。
ナツは意外と走るのが早い。
私はいつもうりぼーに捕まって、お尻ごとかじられそうになるのに。
1時間くらいそうやって遊んでいた。
途中から二人が奥の方まで行ってしまって、なかなか戻って来なくなったので、そこで眠ってしまった。

起きた時、目の前に人影が見えた。

「ナツ……?」

目をこする。
ナツではなかった。
おばさんだった。

「よく、ここで寝れるなあ」

「おばさん……」

鋭い目が、私を射止める。
にゅっと太い腕が、私の首に伸びた。

「みんなしにゃーいいッ。みんなみんな同じようにしにゃーいいッ」

彼女の手首に手をかける前に、私の首は折れるのではないかと言うくらいに絞められていた。

「がッ……ぁ」

「寂しいだろぉ? みんな一緒にいた方が楽しかろぉ?」

力が入らない。



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