34: ◆GXVkKXrpNcpr[saga]
2016/09/20(火) 04:05:23.62 ID:eDj2lchjo
暗い部屋に目が慣れてきたのと距離が近いせいでお互いの表情はわかった。
多少は緊張しているのだろうか。杏子は終始真面目な顔をしていてさやかにはそれがとても好ましかった。
この状況でもし杏子がこちらを気遣うような笑顔でも見せていたら一瞬で気持ちが冷めたかもしれない。
長い髪が解かれて杏子の顔をふちどっている。初めて見た。妙に大人びて見えた。
杏子は杏子でさやかの顔に見とれている。
「なんでそんなふうに見るの?」
視線に耐えきれず目をそらしながらさやかが聞いた。
「さやかの身体も顔も大好き」
ほてった顔がますます熱くなった。
「声も」
杏子の手が中心部にあてがわれ、指がそっと割って入った。中はもう充分に潤っている。
一瞬息を詰まらせたさやかの耳に「ぜんぶ好き」という声が聞こえた。
熱のこもった声と一緒になにかが身体の中に送り込まれて強烈に感じた。ぞくぞくする。
器用な指が鋭敏な部位をぬるぬると行き来し、指の動きに伴って湿った音が聞こえる。
他人の指がこんなに気持ちのいいものだとは知らなかった。
勝手に腰は動くし、それと共に自分の声とは思えないような声が出る。
「気持ちいい?」
杏子が聞いた。
さやかは答えない。わかってるくせに、と思う。
耳孔にぬるりと舌が差し込まれて背筋にぞくりときた。
悲鳴みたいな声を出してしまった。
体内に浅く潜って小さく上下していた指先が抜かれ、ふくらんだ突起に当てられた。
柔らかく押し潰し、揉みこむような動きを始める。
「あっ、ちょっ、きょ、杏子!」
跳ね上がる身体はやさしく抑え込まれてしまった。
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